最近の活動
ハウスの太陽熱処理2016
透明フィルムマルチによる太陽熱処理は、50℃が確保される積算時間で48時間以上処理により表層2cmまで野草の抑制が期待される(中央農業総合研究センター2003.3) 。
定植までの作業効率を考え養生処理を実施。
・施肥 (カリ、石膏肥料は1週間前に施肥)
・畝立
・潅水、透明フィルムマルチ処理
温度の確認目的におんどとり・センサーをマルチ下に設置したところ、二日目で76.7℃まで上昇。これは効果ありそうだよね。
太陽熱処理『後』に畝立を行うと、養生効果の及ばない土を表層に持ち上げてしまう。それに畝たっていれば、フィルムマルチ撤去するだけで、迅速に定植作業へ移行できる。
晴天が続けば、およそ6日以上の処理で、目標の積算温度400℃は達成見込み。
エダマメ栽培環境の土壌乾燥試験実施予定。
ハウスの太陽熱処理2016 -了-
ダイズの葉はパタパタ動く
ダイズは葉面受光量を光量に応じて調整する機能があるようで(齋藤・稲村・石原,1994)この4月22日の太陽光でも光合成速度を確保しながら、余分な光を避ける機能があるんだね。
受光しても無駄な光あたると温度あがって、より水が出ていっちゃうのを避けるのが主な理由かな。
▼撮影場所
試験ハウスhg7
播種:4/5
定植:4/15
記録日時 4/23(土) 10:46 内33.7℃ / 外31.0℃
圃場に設置した太陽パネルの陰にある固体は相対葉を開いているけど、他の固体は皆葉の角度を閉じて受光量を調整している。
ひとえに蒸散過多による水ストレスを下げようとしているんじゃないだろうか。
もしくは丁小葉が光合成飽和する光量確保できたら、下の葉への透過光量増やして、光利用率あげようとする性質のもの。
この株すぐそばにあるpF計値は14kpa:pF2.2と十分に吸水できる範囲。ということは、土壌水分が十分ある状態でも、小葉は太陽光避けるように角度を調節すると考えられるよね。
水ストレスをどうやって把握したら良いかな。やっぱり90%エタノール塗って把握する気孔開度も目安にいれてよいかもしれない。
ダイズの葉はパタパタ動く -了-
自立型土壌水分計2016年度版の設置
畑の水分を追いかける方法で随分トライ&エラーを繰り返してきました。
この試験ハウスは約1アール。こんな小さなエリアでも地下水位が低い⇔高い、そして毛管水が上がってきやすい⇔にくい、排水性良い⇔悪いと、2メートルも移動すれば土壌水分量は違うんですわー。
今朝、このハウスに5,000リットル(30分)自動潅水したのですが、複数個所のpF(15cm)も8kpa(キロパスカル)~20kpaと、とらえどころがありません。
ただ、複数の土質が違う畑の風乾土に定量加水した後、時間とTDRセンサー(誘電率:その場がどんだけ電気にビリビリ震えるか計るやつ…そんなもの)とpF計で作土の乾燥を追いかけてゆくと、使えそうな乾燥具合を把握できてきています。
この乾燥傾向から、相対的に作物が水ストレスを感じるポイントと近似する点を拾ってやれば、水やりのタイミングを見つける事ができそうにあたりをつけています。
僕らが指標としている作物はダイズ・エダマメ。結構乾燥には強いんですが、しおれが急にやってきます。
ダイズが本当に水に飢えるタイミングを見つける方法は、ダイズに聴かないとわからんです。そこで見つけた試薬がエタノール。
麺棒で葉の裏にエタノール塗布すると、気孔が開いてるときニジミがでて、色が変わります。
水に困ってないダイズは光合成しながら呼吸回路回すんで、気孔開いてますからこのニジミがでます。
でも、心底水が足りないダイズは水の蒸散防ぐ為、気孔閉じるんでエタノールがにじんでゆきません。
この気孔、開きぶりを5段階にわけて試薬で評価できるんですが….
水ストレスだけで締まったりする訳でもない…
丁部の葉と茎の角度を追いかける方がまだ、水ストレスを把握できそうですね。
ここの評価をやりながら、その畑でのダイズ達の水のお困り具合と対応するセンサー値を探ってゆこうと考えてます。
現場的にはこれで十分なんじゃないか!?…というか、収量が計画より上がるならそれが正解だべ!?早生のエダマメ…可販重200g/株を超えようとすれば、まずは根粒活性をベースで確保するための【今日からできる】地力管理≒まずは水分管理と仮説をたててます。そうした検証に今夏もチャレンジします。
自立型土壌水分計2016年度版の設置 -了-
3,000円で作る小型ソーラーパネル(12W)スタンドの造作
ソーラーパネルの専用架台は結構高い。単管パイプなんかでもできるけど、それなりに組み立て面積が必要になり、ほ場真ん中に組み立てると撤去が手軽とはいえません。
今回、土壌水分計を設置するための小型ソーラーパネル(12W)スタンドを造作しました。
パーツ代金は一組 2,731円(パネル、工賃含まず) で作れてしまう点。一番高いパーツは『のぼりポールホルダー』なるもの。この安価な角度良しパーツに出会うまで、いろいろ工夫あったのですが今ひとつでした。このパーツのおかげでスマートに仕上げられたかな。 これで設置20分!撤収20分!
以下記録です。
●パーツリスト1台分 材料代:2,731円
・米松垂木(40x30mm) 860mm x 1本 (240円)
・25mmコースレッド 8本 x1本 (6円)
・51mmコースレッド 1本 x1本 (1円)
・φ25mm-2.1m 防獣杭 x 1本 (384円)
・のぼりポールホルダー x 1個 (1,620円)
・六角ボルトM8x35mm+ワッシャ+ばねワッシャx4セット(480円)
●必要な工具
・インパクトドライバー
・ドリル+金属用キリ2.1mm
・ボックスレンチ
・8mmソケットレンチ
・のこぎり
・メジャー
●PDF図面はこちらから
さてさて、いよいよ実装してゆきますかね!
小型ソーラーパネル(12W)スタンドの造作 -了-
手前味噌づくり体験募集…2016.2.7(日)
大和高原・伊那佐の農ある暮らし講座シリーズ1
ここ宇陀山中では、味噌が日々の食卓に欠かせません。伊那佐あたりで戴く、米こうじ味噌は、晩秋の亥の子の日(11月)から初午(2月)の時期に仕込むものと聞き伝えています。昔ながらの方法で玄米麹を仕込み、宇陀特産の大黒豆で味噌を仕込む講座です。
●募集概要
●参加料 | 6,210円(税込)/口当日、現地でお支払い下さい。 | |
ひと口2.5kgほどの仕込味噌(150椀分)をお持ち帰り戴けます。 お友達、家族で参加戴けます。ひと口(2.5kg)を親子やお友達何人かで分け合って戴いても追加料金は戴いていません。仕込み材料追加(2.5kg)は4,050円です。 | ||
・容器 | 5リットル程度の味噌容器を御持参下さい。ビニール袋でお持ちかり戴き、御自宅で容器に移して戴いても大丈夫です。 ★昨年味噌仕込みに使われたものでOk。別途、御入用の方は1,000円で用意させて戴きます | |
・持参戴くもの | エプロン、タオルなど | |
・日時 | 2016年2月7日(日) 13:00~15:00 | |
・申込期限 | 2016年2月1日 米麹の仕込みありますので、1週間前迄に申込下さい。 | |
・場所 | 宇陀市農林会館、1F調理実習室 ここをクリックで地図が開きます。 | |
・材料 | ★参加料に含まれています。 ・無農薬栽培の黒大豆 ・米麹 ・粗塩 ・殺菌用アルコール ・だいこく味噌の仕込み方手引き | |
・注意 | 前日に発酵食品(納豆、キムチ等)を召上らないよう注意下さい。 |
お申込みをお待ちしております。
宇陀の農村料理を楽しむ会レポ…2015.11.07
菟田野で、奈良の農村料理を楽しむ会に参加させて戴きました。
旧・生活改善グループの理念と活動をソーシャルな形で続けて
きたおばあちゃん達による発表の場です。
もはや広報もされず、会を支えている仲間ともいえる
顧客コミュニティが年2回集まるのを楽しみにしている
優しい食のイベントです。
まずは献立を紹介しましょう。
●主食 | ||
---|---|---|
●主菜 | ||
●副食 | ||
小豆腐の煮物 ズイキの酢の物 (*3) 柿とほうれん草のヨーグルト和え | ||
●汁物 | ||
●デザート | ||
・亥の子餅 (*6) | ||
●お茶 | ||
・お煎茶 (*8) |
1.ばあく≒泉澤農園(五條市)で米、柿、そして養豚してる耕畜農園
*2.あまご≒サツキマス(川魚)奈良では15漁協が放流・生育している。御杖村、曽爾村、室生の淀川水系で漁場がある。鮎との違いは、身の柔らかく串は打ちにくい。
*3.酢をあんまりきかせないので子供も食べやすい。
*4.宇陀は極大種”丹波黒”の産地ゆえ、煮豆も伝わる特徴有り。ほのかな甘み付けがコツ。
*5.奈良漬:隼人瓜、糠漬:ニンジン、キュウリ、日野菜、ダイコン、他、浅漬多数。
*6.亥の子餅:米、餅米、里芋を一緒に炊き合わせ、スリコギでつぶす。おむすびにして、こしあんを包むようにつけたもの。
*7.茶粥:煎茶は小さい竹かごに入れて、10リットルの水、3合のうるち米と炊き合わせる。煮立てるが、けっしてかき回さないのがコツ。上澄みの泡だけすくいとる。仕上げる直前に塩を少々きかせる。
*8.煎茶:急須に適量の茶葉を入れたら、浸す程度に冷水。茶呑椀に御湯入れて暖めておき、急須に60℃のお湯を入れて出す。
●主催者:農村生活研究グループ協議会について
農村生活研究グループ協議会のメンバー(ほとんどお婆さん)が準備に忙しくされている中での聞き取りは難しく、食事を食べてしまってからのインタビューはタイミングがとりずらい。合間ゝに聞けただけでもコンテンツはたっぷり。ここをこれから細かく取材してゆきたいなと思います。
料理は、一品としてはずれが無い家庭の味。丁寧に聞けば、たんたんとコツを教えてくれるし、その背景にゆかしい農村の暮らしが見え隠れする。
山野の恵みとともにある大和の農村暮らしを掘り起こしてゆくと、「奈良に美味いものなし」と語る男性の大きい声の間で、客間第一主義から脱却してゆく農村家庭経営を支えた大和女性のおくゆかしい自負が見え隠れします。
●おぼえがきノート
台所の奥に押し込められてきた農村女性を表舞台に引っ張り出したのが1945年(昭和20年)GHQから出された「農地改革ニ付テノ覚書-通称マッカーサー農民開放の指令」と言う強い要請。その3年後、農業改良助長法、農業改良局設置法が公布され、農村女性の地位向上と生活改善に取組んだ生活改善普及事業と呼ばれるものがはじまっています。
この国の事業と評価は、いろいろな研究と政策評価がなされていますが、農村では、こうした農のある暮らしを残そうと活動されてきた女性が、豊かな暮らし方を楽しみながら、今日に残してきているのです。
(取材:窪)
宇陀の農村料理を楽しむ会レポ -了-
凍結こわいよね…2015.10.26
明け方の宇陀、試験ハウス内の温度が0℃近くを記録しはじめた。
そろそろ心配しなといけないのが、潅水経路の凍結。
凍って、パイプやバルブを破損してしまうのが辛いところ。
今年の春、施工したとき、ドレイン必要だよなと思いながらも
パーツが足りなくて設置をついつい後回しにしてきた。
いよいよ、やっとかないとねと言うことで、管路で一番低くなる
ところにドレインバルブを設置。
むき出しにしておくのは良くないな。なにかカバーだかトラップだか
設置する必要ありますね。
夏蒔ニンジン栽培2015の振返りメモ 2015.11.20
晩秋採りニンジンは夏蒔になるため、前作果菜類の撤収と栽培準備が重なる。このため残効を検査してからの施肥設計が必要なのと作業タスクの組み込みがスケジュール立案時の課題となる。また追肥・中耕作業の労差負担は大きく、栽培面積拡大の課題となっている。
トンネル栽培で降雨による窒素成分の流亡を防げて、緩効性の天然由来肥料を使った場合、中耕作業のあり無しにより収量の差が出ないなら、栽培面積を増やすことは負担にならず、栽培チームにとって容易に収入増につなげられる。こうした栽培が可能な否かを比較栽培試験してみた。
●与件
品種:夏蒔鮮紅五寸(タキイ種苗)、パープルヘイズ(サカタのタネ)、紅奏(ナント種苗)
栽培期間110日、目標積算温度1,900℃
播種適期 7/25~8月24日
収穫適期 11月下旬
栽培場所 試験ハウスA7 100㎡
施肥:牛糞堆肥”大和有機” 200kg (窒素全量 20kg/10a見当)
米ぬか発酵ボカシ(嫌気) 60kg (窒素全量 12kg/10a見当)
上記散布・耕耘後、2,000リットル潅水ビニールマルチで帯状にカバー、太陽熱養生開始、積算温度500℃目標(8/21に達成)
●試験方法
試験は試験ハウスA7にて実施した。品種は「夏蒔鮮紅五寸(タキイ)」を対照品種とし、「パープルヘイズ」、「紅奏」を供試し、追肥有り無し、中耕有り無しで比較試験を行っている。
播種はバラ種を播種機で蒔き、畝をたてず25cm間隔に6条x2ブロック<A区・B区>(夏蒔鮮紅五寸、追肥有区)、3条x1ブロック<C区> (夏蒔鮮紅五寸追肥無)、3条x1ブロック<D区>(紅奏、パープルヘイズ)の計4ブロックに播種した。
播種適期の算出は、アメダスポイント大宇陀(0633)の準平年値から、11月10日を目標収穫日として、これまでの計測データ積算温度1,900度を逆算し、ハウス内平均気温を+3℃として試算した。
施肥は、8月上旬に牛糞堆肥”大和有機”200kg、米ぬか発酵ぼかし肥(嫌気)60kgを施肥後、耕耘、2,000リットル潅水しビニールシートをかけて太陽熱消毒をおこなった。追肥は、播種後31日目に嫌気・好気醗酵の米ぬかボカシ肥を施肥した。
潅水はハウスの両側に設置した潅水ホースよりミスト散水を9/30~10/20まで、AM04:30に8分間、1日おきに自動潅水した。
TDRタイプの土壌水分計とpFメータ(15cm)をA区、B区、C区にそれぞれ設置して水分の移ろいを記録した。
追肥はそれぞれ以下の通り行った。
A区 好気性ボカシ肥 -1条目中耕有、3条目中耕無 (品種:夏蒔鮮紅五寸)
B区 嫌気性ボカシ肥 -1条目中耕有、3条目中耕無 (品種:夏蒔鮮紅五寸)
C区 追肥無 (品種:夏蒔鮮紅五寸)
D区 好気性ボカシ肥 (品種:紅奏-ナント種苗、パープルヘイズ)
結果・考察
追肥に用いた肥料の違い、好気性発酵ぼかし肥を蒔いたA・D区が嫌気性発酵ぼかし肥を撒いたB区に比べて明らかな収穫量差が出た。
追肥後の中耕の有無は収穫量の顕著な差にはつながらなかった。
追肥をしなかった区と嫌気性発酵ぼかし肥の区では、収穫量の差はほとんど見られなかった。又根、裂根などを除いた可販率は95%。
葉長の差は追肥の有無での傾向はみられず、潅水量、気温との関係で隣接する露地より旺盛に生育したと考えられる。
好気性発酵ぼかし肥が追肥効果高く、中耕による収穫量の差は労作に見合うほどみられない。今後ニンジン栽培の労作体系と施肥設計、潅水コントロールをより発展させた安定的なニンジン栽培体系を組み立てる必要を感じた試験となった。
窪 一@ハンサムガーデン宇陀研究農場
だから僕らは聞きに行く…2015.Oct.1
成田の有機中卸さん経由で、若手の視察を受け入れてくれないか?
三人ともがっちり栽培している百姓で、親の跡を継いで行く想いと悩み、
そのあたりの話は聞いてて、まぶしかったな。
千葉にだって、その腕が関西まで聞こえてくる農家はもちろんいる。
ただ、西の野菜がこぞって関東に出てきている昨今、彼らとしても
そのスタイルの特徴を知りたい。
必死にモノ作っている栽培家判る。今回たずねた山口農園さんの様な
有機栽培の大きい農家になると、そんな若手には、包み隠さず”肝”を
見せてくれる。ここまで明け透けにノウハウ教えてくれるのって
他の業界じゃあんまりないよ。
土壌が違う、気候が違う、持ってる資質も、なにより人の繋がり
と時代が決定的に違う。
農業は基本「やれるもんなら、やってみな」なんだな。だからね、
もがいている奴らは、他のうまく言ってる農家の辛かったトコロや
ダメだった…バッドプラックティスを聞きたいんだな。
だから僕らは聞きに行く…-了-
土壌の水をTDR法で追いかける…2015.08.25
ども皆様。ハンサムガーデンの窪です。
後追農家(非農家で就農した人たち)にとって、水遣りが一番
栽培技術の差になっているように思う。そこからエダマメ栽培
のノウハウ共有を僕らは研究しています。
画像は実験中の土壌乾燥試験装置。リアルタイムに土の
土壌水分変化をデータをオンラインで記録している試験環境です。
・写真の丸いメータはpFメータ
・グラフはセンサーからの電圧変化
これで、なんとなく土の乾きっぷりが追いかけられそうに
なってきました。温度、水分量の変化通りに移ろいがグラフに
でてます。
センサーは0~1Vの間で比誘電率の変化を返してくるのですが、
実態は1/1000の変化を追いかける。1mVの変化ってかなり微細。
これとpFメータの値からその土壌の水分変化を追いかけるかな
と言うのが見えてきている点です。
——————
畑の土といっても、いろんな種類があってそれぞれ性質が
変わってくる。一筆一反(300坪)に区切られた圃場の中でも
乾きやすいところや、水が湧いてくる、高低差、日当りと
乾燥条件は一定じゃない。
砂含量が多い砂質土壌、西日本の田んぼの転換に良くみられる
灰色低地土壌、それぞれ隙間の大きさで、土壌水分の排水性や
乾燥特性も変わる。
この土壌水分を追いかける方法は、いろいろと研究されていて
沢山のノウハウが公開されています。その中から、農家が利用できる
再現性高くて価格が安いといった基準から、注目しているものは
・テンシオメーター法
陶器のカップを取り付けた一定容量の筒に水を入れてゴム栓した
ものを土に埋めます。土が乾燥すれば、筒内の水は吸いだされるし
湿潤であれば水が筒内に吸い戻される。この圧力を測って、水ストレス
を把握する方法。根っこが浸透圧で吸水するメカニズムから、
この方法はpFメーターと言う簡易な水分計が普及しています。
・誘電率法
土壌中の水分量が多いほど、含塩量が高いほど、温度が高いほど
土中の導電率が高くなる..と言う原理から、比誘電率を求めると、
含水量を推定できるもの。いくつか手法あるんだけど、この内、
TDR法という、電磁波が土中を伝わる速度から、誘電率を測定、
この方法で自動・連続測定ができるセンサーが商品化されています。
狙っているところは、エダマメの生育ステージ毎に望ましい
適正水分量を見つけて、水やりを自動化する仕組みづくり。
ハウスで水やりタイミングを把握するところを狙っています。
う~ん、記事にすると長いな。もっと簡単にまとめないと
話を聞いてもらえそうにないですね。今日は時間ないけど、
明日以降、精進します。
土壌の水をTDR法で追いかける -了-
« Older Entries Newer Entries »