活動レポ
棉の会Day1レポ~”棉マジックにこみ上げる想い”
スロー・クローズ。農のある暮らしに欠かせない 棉 を
皆の手で栽培して、布を作ってみるをゴールに、宇陀の農の
ある記憶を訪ね、掘り下げてゆこう。というのがこの会の
試みです。
講師は龍谷大学の大石 尚子先生。スライドを使った座学
から会はスタート。
布作りを考える..では無くて、自分で織るというゴールも
なんとも実感がわかなかったのですが、スライド見ていると
全体感が掴めてきました。
さて、そこから向ったのはいつもの実習圃場。
千両茄子の
畝の横2畝に蒔いた種は
①マルチ張った畝
50cm間隔で、緑の棉、茶の棉を播種。
その10cm上側にボカシ+油粕混和肥を10cm程の深さで穴肥。
★棉の種は一晩、水に漬けて発芽処理をして戴いていました。
②露地畝
筋蒔きで白い棉の種を播種。その10cm横にボカシ+油粕混和肥
を筋蒔き。
たっぷり潅水しておきましたので1週間程で発芽するもの
と期待してます。
その後、場所を和室に移動。そこで糸車を使って、
棉から糸を紡いでゆきました。
これが出来ない!途切れる!太くなる!不思議なのは、棉が
勝手に引き出されてゆくというか、紡がれてゆく様。
この出来なさっぷりに悩みながらも、受講生は皆、自分の
糸を紡いだのでした。
また、棉玉を木製ローラーにかけて、種取り。弓うちとこれ
も手作業で棉を扱う体験は『時間を忘れて』熱中する体験。
不思議なのは、糸を紡ぐ女性の姿が男の視点からだと、
優しい魅力倍増だったこと。美味いチャーハン作ってくれるより
ハートを掴まれた想いです。
皆様、これも農のある暮らしの一ページ。約束の錦地、
榛原池上の不思議な魅力を体験してまいりましょう。
次回は6月14日です。
★援農参加、受け入れます。土曜日・日曜日、来れそうな方
気軽にメールを下さいませ。
レポ:窪 一
2015.05.23 AM ウダウダオニオン収穫デー
ハンサムガーデンサポーターの皆様。
平素より、私どもの活動に理解を賜り、深くお礼申し上げます。
台風一過、タマネギ収穫の予感いっぱいなハンサムガーデン宇陀農場から、お知らせです。
思いおこせば昨年の11月3日。皆様と植えたタマネギ苗はトータルで12,000本!4月の陽気で一気にふくらんで来ています。
そして約束を守れる日”収穫デー”がやって参りました。ジューシ~な新玉葱として召し上がって戴くなら5月23日(土)おいて他の日はありえません!(キッパリ)。収穫にぜひ、宇陀へいらっしゃいませんか!
勿論、御希望戴ければ、5kgのウダウダオニオンと生ニンニク1kgを御自宅に発送さしあげます。お申込をお待ちしております。
●料金
・ウダウダオニオン植えるデー参加戴いた皆様。 無料
・植えてないケド欲しいって方は 5kg 2,500円
明日のやる気をサポートするDynamiteガーリック(生)付
お申込み。
電話 06-6232-2012 ハンサムガーデン・ウダオニサポートチーム
メール jim★handsomegarden.com ★を@に変えてメール送ってくださいませ。
2015.03.26..窒素がすっからかんな畑でジャガイモ
2015.03.26..窒素がすっからかんな畑でジャガイモ
簡易光度計で簡単に計れる硝酸イオン値。ここから、大体
畑の表土15cmにどのくらい窒素が眠っているか判断します。
天然由来の肥料で使い易いのは油粕。今、つかっている米澤製油の
圧搾あぶらかすは、重量x5%が窒素量なんで、作物が欲しがる
窒素量を一袋(20kg)まけば1kgの窒素量と計算するわけです。
畑にいれる時は、ここに発酵した米ぬかボカシ肥を1割ほど混ぜて、
発酵分解が早く進む様しこみます。
ジャガイモを植える時期になりまして、ことしは7aばかり、畝を
立てました。天端30cm程の畝の真ん中を割って、そこに等間隔に
種芋を置いてゆきます。その間に先ほどの油粕+ぼかし肥を一掴みづつ
置いてゆきます。
気温次第なんですが、多分1週間程で芽が土の上に顔だしてきます。
収穫は七夕の頃。50kg植えたんで、400kg程収穫あがる予定。
発酵ボカシ肥そろそろ仕上げです。
1/8に本仕込となった発酵ボカシ肥、
およそ40日たって温度も43度前後で一定になってきました。
ここまでくると、一安心です。2/14に加水、切返したので
温度はやや上がってくるかもしれませんが、デンプン質は
程よく分解されて、麦芽糖やぶどう糖に分解されています。
そろそろ乳酸菌群が分泌する乳酸でpHが下がってくる頃かと
思います。pH4.5前後、温度が30℃を切り出したら、瓶詰め
干しブドウで増やした酵母を投入して『嫌気状態にしない
≒アルコール発酵させない』状態を作ります。
多分、管理機で攪拌するのがよいかと思います。
酵母投入してから二週間ほどで完成です。さらさらに
なってくるので、広げて乾燥させて麻袋等に袋詰めして、
日陰で保管です。
2015.01.08 発酵ぼかし肥づくり Day4-その2
2015.01.08 発酵ぼかし肥づくり Day4-本仕込み
●手順
1.)搗き固められた育苗ハウスの土の上にくんたんを厚み5cmほどに広げる。
これは、設置面がどうしても過湿嫌気気味になり、嫌気になると増える
好ましくない菌を抑えたいため。
2.)クンタンが雨に濡れて過湿気味だったので乾燥した米ぬか10kgを散布。
3.)この上に本仕込み資材を20kgほど広げ、真ん中に種菌資材を積上げ。
4.)種菌資材を包み込む様に本仕込み資材を山積み。
5.)積み上げた資材の表層にカリウム資材(アグロ加里を使いました。草木灰でもOK)を散布。その上に稲わらを被せてゆく。
6.)中心部に温度計プローブを仕込んで完了。
●今後の流れ
1.)【5日~10日目】 麹が隅々まで回りこみ、仕込み資材の麹菌による発酵糖化を待つ。温度上がってくると、そうとう水分が蒸散するので稲わらの上からじょうろで3日おきにかるく加水。温度が50℃超え出したら、殺菌作用のある太陽光をさえぎる様に表面に黒マルチ被覆。
2.)【15日~20日】表層に綿毛っぽい菌糸でてくる様になり、温度が60℃超えだしたら、納豆菌による糖化が進みます。アンモニア臭がしたら、加水切返して”酸素”を資材に
供給する様切返し(まぜること)ます。
目安:pH 7.5前後 55℃
3.)【25日~35日】温度がだんだんと下がり出したら、作り貯めていた乳酸菌発酵液を
散布して切返し。35℃前後で発酵が進む状態です。
目安:pH 4.5前後、35℃
4.)【30日~45日】酵母発酵液と砂糖水を散布。ここから毎日切返し。温度が30℃切り出したら厚み20cm程に広げて乾燥。乾燥後、麻袋か紙袋に袋詰めして保管します。
こんな流れで米ぬかぼかし肥を作ってゆきます。
2015.01.08 発酵ぼかし肥作り Day4
2015.01.08 発酵ぼかし肥作り Day4
種こうじもガシガシ増えてきたことから、他資材とあわせて本仕込みへ
移行するステージにやってまいりました。
これまでの温度推移
日付 | 内部温度 | 外気温 | 備考 |
2014/12/14 | 5℃ | 2℃ | 種菌仕込み開始 |
2014/12/15 | 5℃ | 1℃ | |
2014/12/16 | 3℃ | 1℃ | |
2014/12/17 | 3℃ | -1℃ | |
2014/12/18 | 3℃ | -2℃ | |
2014/12/19 | 1℃ | 0℃ | |
2014/12/20 | -1℃ | 0℃ | |
2014/12/21 | 3℃ | 4℃ | |
2014/12/22 | 3℃ | -1℃ | |
2014/12/23 | 3℃ | 3℃ | |
2014/12/24 | 3℃ | 0℃ | |
2014/12/25 | 4℃ | 3℃ | |
2014/12/26 | 3℃ | 2℃ | |
2014/12/27 | 4℃ | -1℃ | 育苗温室へ移動 |
2014/12/28 | 5.3℃ | 17.8℃ | |
2014/12/29 | 14.1℃ | 13.7℃ | |
2014/12/30 | 39.7℃ | 29.9℃ | |
2014/12/31 | 25.4℃ | 24.9℃ | |
2015/1/1 | 38.4℃ | 9.9℃ | |
2015/1/2 | 46.0℃ | 7.5℃ | |
2015/1/3 | 49.8℃ | 7.4℃ | |
2015/1/4 | 51.9℃ | 16.8℃ | 種菌をケース内で切返し 17:43 |
2015/1/5 | 53.4℃ | 27.1℃ | |
2015/1/6 | 52.9℃ | 14.2℃ | |
2015/1/7 | 54.1℃ | 17.6℃ | |
2015/1/8 | 52.1℃ | 8.8℃ | 本仕込み資材へ移動 |
外気温が低く発酵温度が30度超えるまで14日。1/1の夜には-7℃を記録。
こんな環境だと結構時間かかるけど、確実に麹やケカビは活動。
50℃を超えてるエリアでは麹はもはや生きてゆけない。
●本仕込み資材
米ぬか150kg
蒸製骨粉20kg
油かす100kg
かにがら40kg
これらを水分50%目安でミキサー混和。
続いて、本仕込みの手順を翌日まとめます。
2015.01.06【好気発酵】ぼかし肥作りDay3
2015.01.06【好気発酵】ぼかし肥作りDay3
ぼかし肥の種菌(黄こうじ)ですが、がつんと増えてきました。
●これまでの経過
米ぬかにと畑そばの笹やぶから採取した黄こうじ仕込んだのは
そこから、2~3℃前後を移ろう農具庫で保管したのでは、なかなか
温度上がってこない。10日ばかり過ぎた12/26、少しは温かい
苗小屋ハウスに種菌仕込んだ衣装ケースを移動したのでした。
●これまでのおさらい(第一段階)
・ぼかし肥を作る最初の種
・種になるコウジ菌は畑そばの山で探す。
←なるべく畑に近い土着菌を活かしたい。
気温が10℃をきる頃だと、他の菌が活動しにくいがコウジ菌は元気。
・こうじが”米ぬか”のデンプンを分解していろんな糖を作る。
昼間で10℃超えるこの部屋に移した翌日から17℃と一気に発酵が
加速し温度が上がりました。
正月にはハウス内部でマイナス7度!を記録するも、動き出した
発酵は温度上昇!ついに50℃超。種菌増やす目的は達成なので、
次の仕込みにかかります。
●これからの展開
-1. 150kg米ぬかに増量種菌(こうじ)投入で糖質を一気に分解 【甘い匂い】pH5前後
-2. 60℃超えだしたら加水、切り返し。【納豆の匂い】pH 8前後
-3. 増やしておいた乳酸菌群投入【甘酸っぱい匂い】pH 4前後
-4. 30℃より下がってきたら広げて乾燥【アルコールと土の匂い】
-5. 広げて乾燥で完成!麻袋つめて日光さけ涼しいところに保管
さぁ~て今週、次の段階に仕込みますぜ!
こんな作業を1/8にやる予定です。
【好気発酵】ぼかし肥作りDay3 -了-
2014.12.14 有機農業講座補講…発酵ぼかし肥
2014.12.14 有機農業講座補講…発酵ぼかし肥作り。寒い時期に仕込むものなのですね。
がつんと冷え込んだ榛原池上圃場に集まった受講生9名。受講生と一緒に、種菌となる黄こうじを集めに栗の木の下へ!
圃場の北斜面に枝を広げるその下は、熊笹を刈った6月に、麹のコロニー”はんぺん”を見つけたところ。木枯らしが吹く頃、気温が下がっても活動するこいつ等を採取するところからスタート。
見ているだけでは判らないのだけど、根気良く栗の枯葉をカマで捲ってゆくと、結構な範囲に広がっている麹のコロニーを発見。早速持ち帰ったのでした。
今回僕らが作る「ぼかし肥」は嫌気性発酵と好気性発酵の2パターン。そこでメインに活動する微生物と役割と流れはこんな感じです。
●作業の流れ。こうじ菌を増やす
嫌気性発酵 | 好気性発酵 |
米ぬかにくっついている多様な乳酸菌群使って、蓋付ドラム缶に資材を投入。空気を入れかえず、ゆっくり半年~1年かけて発酵させて、乳酸菌群を増やす。気温が低い時期に仕込むと、乳酸菌や酵母と相性良くない菌が活動しにくく、缶の中の酸素を使って麹や酵母が環境を占有しやすく、春先からの乳酸菌による発酵が安定しやすい。 | 1.こうじ菌増やして、米ぬか分解に必要となってゆくいろんな酵素を増やします。温度あげて米ぬかを分解しやすくします。 2.納豆菌によって麹が作った酵素群、資材をアミノ酸へと分解してゆきます。 3.乳酸菌群が生成された糖やタンパクから酸をつくり、雑菌や納豆菌も死滅します。 4.酵母菌や放線菌が環境を占有したら乾燥させて袋詰め |
米ぬかに加水してこうじ菌を増やすベッドを作り、 採取してきたきた麹を混ぜ込みます。ここに温度計を入れて様子をみてゆきましょう。
今日のところはここまでです。後は麹が増えてゆくのをまちましょう。
2014.12.14 有機農業講座補講 はっこうぼかし肥づくり -了-
こじんまりと実は実施、嵐の芋ホリ・レポ…2014.Oct.05
『中止しよう』…チームメンバーとの電話でイベント取りやめを連絡。
ネットの天気図を何度みたことか。結構、参加申し込みあっただけに
辛い判断。だけど草刈った圃場には、行っておかないとならない。
と僕らは早々に現場に到着。万が一あるんで、援農ボランティア連絡網にも、
無理しないようにと配信。だけど、畑つくと雨降っていないじゃん。
う~ん援農ボラを断ったのは早まったかな。。。とやることリスト前に
途方にくれていると、おはよ~と集まって来て下るモチの高い皆さんと合流。
単純にうれしい。これは飯仕込まなきゃと調理チームを編成。
こ蕪の間引きと赤からし菜は漬物になってるし、新米も上がっている。
手軽に料理を任せて、4名程で甘藷畑へ!
まずは、芋のツルを刈って、被覆してる黒いビニールマルチをはがして
ゆきます。これが結構面倒なんだな。ためしにこそっと抜いてみると、
2kg級の鳴門金時があがってきた。だから肥料やりすぎなんだってと
思ってみても後の祭り。参加者で掘り始めると、でかいでかい。
少ない人数でひとしきり掘り起こしたところで、ゲストさん達にせっかく
だから栗拾いへ案内。これが意外に楽しんでもらえたようでで、皆夢中。
ちょうど昼食できたよ~とタイミングよくコール。
野菜の甘みだけで仕立てたスープと漬物、新米だけ。これをみんなほおばり
ながら、芋、栗をどう食べるか食べることに話題がつきない一日でした。
次は晴れろよな!
ウダウダOnion植えるDayの御案内….
11/3(祝) 朝から玉ねぎ苗を植えて、ヤタガラス神社のお祭り
楽しむ宇陀の休日。詳細は comming soon!
こじんまりと実は実施、嵐の芋ホリ・レポ -了-
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