栽培日記
ハンサムガーデンはレタス注文を受付中です
2017初秋からのレタス出荷御案内
皆様、ハンサムガーデン2017秋レタス計画を御案内差し上げます。
9月中旬からの出荷に向けて、畑も後3週間で施肥、耕耘、マルチ張りが完了する予定です。ここ大和高原の秋は早く、群馬、長野のレタスが終わる頃から引き継いでお届けできるレタスは….
あれもこれも作りたいものですが、今秋は自信もてるこの8種類を御提案申し上げます。作付け面積それなりに拡大中!皆さんのお問い合わせ、視察訪問、試食会などなど、打診はお気軽に!
あれもこれも作りたいものですが、今秋は自信もてるこの8種類を御提案申し上げます。御注文はココをクリックして注文表をダウンロード下さい。
2017初秋のレタス案内 -了-
ハウスの太陽熱処理2016
透明フィルムマルチによる太陽熱処理は、50℃が確保される積算時間で48時間以上処理により表層2cmまで野草の抑制が期待される(中央農業総合研究センター2003.3) 。
定植までの作業効率を考え養生処理を実施。
・施肥 (カリ、石膏肥料は1週間前に施肥)
・畝立
・潅水、透明フィルムマルチ処理
温度の確認目的におんどとり・センサーをマルチ下に設置したところ、二日目で76.7℃まで上昇。これは効果ありそうだよね。
太陽熱処理『後』に畝立を行うと、養生効果の及ばない土を表層に持ち上げてしまう。それに畝たっていれば、フィルムマルチ撤去するだけで、迅速に定植作業へ移行できる。
晴天が続けば、およそ6日以上の処理で、目標の積算温度400℃は達成見込み。
エダマメ栽培環境の土壌乾燥試験実施予定。
ハウスの太陽熱処理2016 -了-
夏蒔ニンジン栽培2015の振返りメモ 2015.11.20
晩秋採りニンジンは夏蒔になるため、前作果菜類の撤収と栽培準備が重なる。このため残効を検査してからの施肥設計が必要なのと作業タスクの組み込みがスケジュール立案時の課題となる。また追肥・中耕作業の労差負担は大きく、栽培面積拡大の課題となっている。
トンネル栽培で降雨による窒素成分の流亡を防げて、緩効性の天然由来肥料を使った場合、中耕作業のあり無しにより収量の差が出ないなら、栽培面積を増やすことは負担にならず、栽培チームにとって容易に収入増につなげられる。こうした栽培が可能な否かを比較栽培試験してみた。
●与件
品種:夏蒔鮮紅五寸(タキイ種苗)、パープルヘイズ(サカタのタネ)、紅奏(ナント種苗)
栽培期間110日、目標積算温度1,900℃
播種適期 7/25~8月24日
収穫適期 11月下旬
栽培場所 試験ハウスA7 100㎡
施肥:牛糞堆肥”大和有機” 200kg (窒素全量 20kg/10a見当)
米ぬか発酵ボカシ(嫌気) 60kg (窒素全量 12kg/10a見当)
上記散布・耕耘後、2,000リットル潅水ビニールマルチで帯状にカバー、太陽熱養生開始、積算温度500℃目標(8/21に達成)
●試験方法
試験は試験ハウスA7にて実施した。品種は「夏蒔鮮紅五寸(タキイ)」を対照品種とし、「パープルヘイズ」、「紅奏」を供試し、追肥有り無し、中耕有り無しで比較試験を行っている。
播種はバラ種を播種機で蒔き、畝をたてず25cm間隔に6条x2ブロック<A区・B区>(夏蒔鮮紅五寸、追肥有区)、3条x1ブロック<C区> (夏蒔鮮紅五寸追肥無)、3条x1ブロック<D区>(紅奏、パープルヘイズ)の計4ブロックに播種した。
播種適期の算出は、アメダスポイント大宇陀(0633)の準平年値から、11月10日を目標収穫日として、これまでの計測データ積算温度1,900度を逆算し、ハウス内平均気温を+3℃として試算した。
施肥は、8月上旬に牛糞堆肥”大和有機”200kg、米ぬか発酵ぼかし肥(嫌気)60kgを施肥後、耕耘、2,000リットル潅水しビニールシートをかけて太陽熱消毒をおこなった。追肥は、播種後31日目に嫌気・好気醗酵の米ぬかボカシ肥を施肥した。
潅水はハウスの両側に設置した潅水ホースよりミスト散水を9/30~10/20まで、AM04:30に8分間、1日おきに自動潅水した。
TDRタイプの土壌水分計とpFメータ(15cm)をA区、B区、C区にそれぞれ設置して水分の移ろいを記録した。
追肥はそれぞれ以下の通り行った。
A区 好気性ボカシ肥 -1条目中耕有、3条目中耕無 (品種:夏蒔鮮紅五寸)
B区 嫌気性ボカシ肥 -1条目中耕有、3条目中耕無 (品種:夏蒔鮮紅五寸)
C区 追肥無 (品種:夏蒔鮮紅五寸)
D区 好気性ボカシ肥 (品種:紅奏-ナント種苗、パープルヘイズ)
結果・考察
追肥に用いた肥料の違い、好気性発酵ぼかし肥を蒔いたA・D区が嫌気性発酵ぼかし肥を撒いたB区に比べて明らかな収穫量差が出た。
追肥後の中耕の有無は収穫量の顕著な差にはつながらなかった。
追肥をしなかった区と嫌気性発酵ぼかし肥の区では、収穫量の差はほとんど見られなかった。又根、裂根などを除いた可販率は95%。
葉長の差は追肥の有無での傾向はみられず、潅水量、気温との関係で隣接する露地より旺盛に生育したと考えられる。
好気性発酵ぼかし肥が追肥効果高く、中耕による収穫量の差は労作に見合うほどみられない。今後ニンジン栽培の労作体系と施肥設計、潅水コントロールをより発展させた安定的なニンジン栽培体系を組み立てる必要を感じた試験となった。
窪 一@ハンサムガーデン宇陀研究農場
就農でなぜ有機栽培を選ぶのか?…2015.08.10
ジオライフ協会の窪です。宇陀榛原で2度目の夏の気候は、予想に反し
平年並みですね。にも関わらず、平地に比べたら千両茄子には、温度
足りない様子。仲間のナスは結構不作。今年は難しい天気でしたね。
本年度は国の研究事業もあるし、有機農業塾の座学を担当させて
いただいている。そんな事情もあって自分のやってきた農業をじっくり
見つめ直すことが出来てきました。
海外からの栽培ノウハウや交流の問い合わせも増えてきました。
今、どの百姓にとっても『農業のスタイルを考え直す時期が来ている』
のじゃないかと考えています。
僕が有機農業を始めた理由はいくつかあるのですが、主な理由というか
たぶん、こうじゃないかと思うところを整理すると。。。
理由1. 資金がなかった。
売り上げを試算すると、小規模就農で資本投下できる理由なんて
どこもにないです。事実余裕もなかったしね。そんな中で始められる
農業スタイルは、天然由来資材だけで、金を使わず、知恵を使う農業
しかなかったわけです。農薬買うなら本を買えよと今でも思います。
理由2. 傍目に有機野菜は良く売れていた。
実際、良く売れた。 鮮度さえきっちりまもれば、無農薬栽培って
キーワードで市井の生活者を振り向かせるのには、もってこいな営農
スタイルなんじゃないでしょうか。
当初、振り売りしていたときの実感です。
理由3. 化成肥料や農薬って畑をかく乱しすぎる
短期間で栽培を学ぼうとすると、座学、他農家と交流、実施、観察と
PDCA手順をまわすしかないと思うんです。その中で化成肥料って、配合
されているものが多いし、単肥じゃなかったら、いきなり植物体の障害
が改善したりします。追加で補うんじゃなくて、ナゼ吸収できていないの
かを考える糸口を奪ってしまうよなと思うんです。
あたりまえだけど、農薬はせっかく多様化しはじめているバイオマスを
崩してしまいます。
これで回答になりますでしょうか。
良い仲間農家に出会われて、美味しいお野菜が
テーブルにならびますように!
就農でなぜ有機栽培を選ぶのか -了-
2015.03.26..窒素がすっからかんな畑でジャガイモ
2015.03.26..窒素がすっからかんな畑でジャガイモ
簡易光度計で簡単に計れる硝酸イオン値。ここから、大体
畑の表土15cmにどのくらい窒素が眠っているか判断します。
天然由来の肥料で使い易いのは油粕。今、つかっている米澤製油の
圧搾あぶらかすは、重量x5%が窒素量なんで、作物が欲しがる
窒素量を一袋(20kg)まけば1kgの窒素量と計算するわけです。
畑にいれる時は、ここに発酵した米ぬかボカシ肥を1割ほど混ぜて、
発酵分解が早く進む様しこみます。
ジャガイモを植える時期になりまして、ことしは7aばかり、畝を
立てました。天端30cm程の畝の真ん中を割って、そこに等間隔に
種芋を置いてゆきます。その間に先ほどの油粕+ぼかし肥を一掴みづつ
置いてゆきます。
気温次第なんですが、多分1週間程で芽が土の上に顔だしてきます。
収穫は七夕の頃。50kg植えたんで、400kg程収穫あがる予定。
2015.01.08 発酵ぼかし肥作り Day4
2015.01.08 発酵ぼかし肥作り Day4
種こうじもガシガシ増えてきたことから、他資材とあわせて本仕込みへ
移行するステージにやってまいりました。
これまでの温度推移
日付 | 内部温度 | 外気温 | 備考 |
2014/12/14 | 5℃ | 2℃ | 種菌仕込み開始 |
2014/12/15 | 5℃ | 1℃ | |
2014/12/16 | 3℃ | 1℃ | |
2014/12/17 | 3℃ | -1℃ | |
2014/12/18 | 3℃ | -2℃ | |
2014/12/19 | 1℃ | 0℃ | |
2014/12/20 | -1℃ | 0℃ | |
2014/12/21 | 3℃ | 4℃ | |
2014/12/22 | 3℃ | -1℃ | |
2014/12/23 | 3℃ | 3℃ | |
2014/12/24 | 3℃ | 0℃ | |
2014/12/25 | 4℃ | 3℃ | |
2014/12/26 | 3℃ | 2℃ | |
2014/12/27 | 4℃ | -1℃ | 育苗温室へ移動 |
2014/12/28 | 5.3℃ | 17.8℃ | |
2014/12/29 | 14.1℃ | 13.7℃ | |
2014/12/30 | 39.7℃ | 29.9℃ | |
2014/12/31 | 25.4℃ | 24.9℃ | |
2015/1/1 | 38.4℃ | 9.9℃ | |
2015/1/2 | 46.0℃ | 7.5℃ | |
2015/1/3 | 49.8℃ | 7.4℃ | |
2015/1/4 | 51.9℃ | 16.8℃ | 種菌をケース内で切返し 17:43 |
2015/1/5 | 53.4℃ | 27.1℃ | |
2015/1/6 | 52.9℃ | 14.2℃ | |
2015/1/7 | 54.1℃ | 17.6℃ | |
2015/1/8 | 52.1℃ | 8.8℃ | 本仕込み資材へ移動 |
外気温が低く発酵温度が30度超えるまで14日。1/1の夜には-7℃を記録。
こんな環境だと結構時間かかるけど、確実に麹やケカビは活動。
50℃を超えてるエリアでは麹はもはや生きてゆけない。
●本仕込み資材
米ぬか150kg
蒸製骨粉20kg
油かす100kg
かにがら40kg
これらを水分50%目安でミキサー混和。
続いて、本仕込みの手順を翌日まとめます。
2015.01.06【好気発酵】ぼかし肥作りDay3
2015.01.06【好気発酵】ぼかし肥作りDay3
ぼかし肥の種菌(黄こうじ)ですが、がつんと増えてきました。
●これまでの経過
米ぬかにと畑そばの笹やぶから採取した黄こうじ仕込んだのは
そこから、2~3℃前後を移ろう農具庫で保管したのでは、なかなか
温度上がってこない。10日ばかり過ぎた12/26、少しは温かい
苗小屋ハウスに種菌仕込んだ衣装ケースを移動したのでした。
●これまでのおさらい(第一段階)
・ぼかし肥を作る最初の種
・種になるコウジ菌は畑そばの山で探す。
←なるべく畑に近い土着菌を活かしたい。
気温が10℃をきる頃だと、他の菌が活動しにくいがコウジ菌は元気。
・こうじが”米ぬか”のデンプンを分解していろんな糖を作る。
昼間で10℃超えるこの部屋に移した翌日から17℃と一気に発酵が
加速し温度が上がりました。
正月にはハウス内部でマイナス7度!を記録するも、動き出した
発酵は温度上昇!ついに50℃超。種菌増やす目的は達成なので、
次の仕込みにかかります。
●これからの展開
-1. 150kg米ぬかに増量種菌(こうじ)投入で糖質を一気に分解 【甘い匂い】pH5前後
-2. 60℃超えだしたら加水、切り返し。【納豆の匂い】pH 8前後
-3. 増やしておいた乳酸菌群投入【甘酸っぱい匂い】pH 4前後
-4. 30℃より下がってきたら広げて乾燥【アルコールと土の匂い】
-5. 広げて乾燥で完成!麻袋つめて日光さけ涼しいところに保管
さぁ~て今週、次の段階に仕込みますぜ!
こんな作業を1/8にやる予定です。
【好気発酵】ぼかし肥作りDay3 -了-
新米・・・11/17~11/22 入荷案内
伏見の野崎さんの巨椋池にある蔵まで新米を受取に行って参りました。
乾燥機からあがってきた玄米は30kgの袋に入れて保管されて、その内の
一つを本日、北堀江で精米。
立ち上る香りもやはり違っていて、精米されたばかりのお米を早速、
店頭用に弐キロづつ袋詰しました。
御注文あるところから、精米してまいります。皆様、よろしく
御注文下さいませ。
それでは今週の入荷案内です。
Facebookページもよろしく https://www.facebook.com/Handsomegarden.Co
■予約方法
御野菜と、以下メールか電話でお知らせくださいませ。
●受取場所 北堀江 江戸堀
●受取日 11月 日 曜日 時頃
vegemaodr★gmail.com か 事務局:06-6232-2012まで!
(★を@に変えて送ってくださいね。)
当日、御野菜が思っていたのと違う場合は、棚に戻して頂いても
OKです。興味がある御野菜はぜひ、取り置き予約くださいませ。
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■お取り置きのススメ
ベジマ店頭では半分程のお客様がお取り置き依頼されます。
なもんで、11時頃には結構残り少ないです。
気に入ったお野菜ありましたら、是非予約下さいませ。
予約しても実物見て、なんか違うと思われた場合は返品OKです。
・受取日
・受取場所 北堀江店 ・ 江戸堀土曜朝市 何れか選択くださいませ
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●葉物
HG宇陀・リーフレタス \240 グリーンリーフです。肉にも魚にもあいます。
HG富雄・赤リーフレタス \260 智子さんのリーフレタス!富雄の畑から。
HG宇陀・小松菜 \240 葉茎ともに風味あって美味しいです。
HG宇陀・都みず菜 \230 生で召し上がっていただける水菜です。
HG宇陀・紅法師 \240 茎が紅い水菜。アントシアニンが豊富です。
HG宇陀・ホウレンソウ \240 食卓の定番。やはりおひたしでしょうか。
HG宇陀・赤軸ホウレンソウ \240 サラダホウレンソウ!生でいけます。
HG宇陀・赤からし菜 魚や肉のあしらいに
陽光ファーム・白菜 \420 美味い!いよいよ冬野菜の出番です。
陽光ファーム・紫白菜 \460 切ると中がほんのり紫色の白菜です。
陽光ファーム・白菜1/2 \230
陽光ファーム・紫白菜1/2 \250
陽光ファーム・ルッコラ \250 風味ある葉野菜です。炒めても、生でもOK
HG宇陀・赤からし菜 \240 寒暖差にあたって、風味のってきました!
HG宇陀・大和真菜 \240 柔葉と口広がる自然な甘み。美味しい大和野菜
HG宇陀・春菊 \240 おたふくと剣葉があります。どちらも柔らかい。
HG宇陀・すべりひゆ @240 ぬるっとしてて、酸味たっぷり!
●成り物
京・山下貞夫 バターナッツ 430~ もうそろそろ終わり!お早目に!
HG宇陀 ぼっちゃんかぼちゃ \180 美味しかったですね。これももう終わりです。
●根モノ
HG宇陀・新しょうが 100g前後です。250円~
帯広、森谷・たまねぎ1kg \360
HG宇陀・青首大根 \280 甘い!なんとも美味しい大根なり!
HG宇陀・鮮紅五寸ニンジン 240円 葉っぱはかき揚げか、乾煎りでふりかけに!
角田の紅くるり大根 \260 赤い、小ぶりな味よし大根です。
角田の黒大根? \260 まだ見てません。今週店頭で!
角田の西洋にんじん \330 葉付で、楽しんでもらえます。
角田の黄色ニンジン \340 色目が黄色い甘いにんじんです。
陽光ファーム・こかぶ(白) \230 はくれい。美味しく仕上がっています。
●穀類
丹波黒こまめ100g \320
★新米★
巨椋池ひのかり【白米】三升三合 \4,100
巨椋池ひのかり【白米】2kg \1,800
巨椋池ひのかり【五分搗き】三升三合 \4,100
巨椋池ひのかり【五分搗き】2kg \1,800
巨椋池ひのかり【玄米】三升三合 \4,100
巨椋池ひのかり【玄米】2kg \1,800
●加工品
京丹波・甘酒(玄米、白米) 480円 糖度40度とめちゃ甘いです!
藤井寺・和食の友だし \500
長澤(太秦)・太秦育ち(ニンジンジュース) \1,200
HG水尾・みやこしぼり柚子果汁 \2,980
●香りのお野菜
HG宇陀 九条ねぎ(太) \220 朝は吐く息白くなる宇陀の畑。甘みのってきました。
●芋
HG宇陀・鳴門金時 @73/100g 甘みのって、美味しいころ合いです。
HG宇陀・紅あづま @73/100g ほくほく感はこちらが美味しい。
HG宇陀・じゃがいも(きたあかりGOLD)500g \320
●たまご
田中・たまご10個 \370
皆様の食卓でのガッツポーズを約束する今週のベジタブルマーケット、
10時に開店しまして、皆様の御来店をお待ちしております。
準高冷地で、どこまで夏レタスをひっぱれるのか。-中間報告-
25度過ぎると休眠モードに入るレタス。発芽するには冷蔵庫でなんて
アドバイスが野菜づくりガイドやらに書いてあるくらい、高温に弱い。
夏、7月越えて玉レタス出してくるのは、長野県で標高1,000m超える
エリアなのも、こうした生理特性から考えると納得できるものよ。
僕らの百井圃場、真夏の早朝(丑三つ時?)にトウモロコシ収穫する
時間の気温は18℃。昼間の温度をなんとかやり過ごせれば栽培できる
のではと昨年から小さくチャレンジ。そこで出てきた課題は;
●乾燥
・真夏日が続くと、乾燥がすすむ。これには、圃場の底盤付近を押水
が常に流れているような農地、それも水田跡地ならば..とあたりを
つけた。
●病気障害
根腐れ二大要因は、ネグサレセン虫とフザリウム菌
・ネグサレセンチュウ対策
たまたまなのだがアブラナ科を食害するキスジノミハミ虫とダイコン
サルハムシ対策に雪印種苗のニューオーツ(燕麦)を緑肥として多投して
きたところ、こいつの根がネグサレセン虫を捕獲してくれる。
・フザリウム菌対策
無農薬栽培、肥料も天然由来の資材のみを使う僕らは、こいつらをたたく
ために拮抗する微生物相を豊かにするしかない。
これまで基肥に乾燥鶏糞を使うとどうもこいつが激発する畝がある。
一方、野草が多様に生えていて、不耕起、播種直前に根圏幅のみ管理機で
中耕する畝、に米ぬか醗酵ボカシ肥を追肥でやっている場合にはまずでない。
百井圃場で草生栽培3年目。多様性という輪作を加速するような栽培と
畜肥をいれない栽培なら回避効果高いのではないか。
あと、カニ殻粉末施用によるキチナーゼを試してみたかった。これは
8月栽培に施用予定。
・すそ枯れ病と軟腐病
排水不良と根・茎・葉の傷から糸状菌、そしてリゾクトニア菌の進入を
許すと発生とある。対策は明渠、高畝、木陰(白黒)マルチ、そしてなにより
ぎりぎりの減肥でやってみる。
そして何より品種。暑い時期をこなしてくれるレタス品種が欲しいぞ!
ここは指導を仰いだ種苗メーカーがフォローしてくれた。
6/28出荷を始めて、第二群までなんとか出荷できている。このまま
もってくれ…。とレタスに声かける毎日。
準高冷地で、どこまで夏レタスをひっぱれるのか。 -了-
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