宇陀実習農場
ハンサムガーデンはレタス注文を受付中です
ホテル料理方に人気!!ハンサムガーデンレタスミックス
畑の時間は未来から過去へ流れる
ハンサムガーデンの窪です。
輸入がとまり、市場の玉ねぎが今とても高い。でも、このニーズに応える余力は農家にはありません。来年はたくさん玉ねぎ作る生産者が増えるかもしれません。するとマーケットに玉ねぎが溢れてしまい、価格はまた下がるかもしれません。
でもハンサムガーデンは、僕らの産品を求めてくれる顧客との付き合いに活動を絞るので、こうしたイレギュラーなニーズに応えるリソースがありません。
求められているものを判っていれば、そこにむけて畑を仕込んで、需要に合わせて出荷できて、営農成果はあがります。どんな未来にしてゆきたいのかで、プランは決まってきます。
求められている産品を最終顧客(食べて下さる方)、調理される方、流通、生産者の経済的な協調関係をそれぞれの立ち位置で美味しいに払える金額や、モチベーション、収益性といったあたりを把握できていると妄想はだんだん現実味を帯びてくるものです。
最近、この未来はどう育まれるものなのかを良く考えます。
作付けを見直してて、顧客から求められる産品を考えて、新しい畑だとか手配だとか流通のプラン通りに日々暮らして出荷を待つ。
そんなふうにやることやってると、良いレタスを楽しんでくれるお客さんとの体験が時間の流れにのってやってくるように感じています。
畑の時間は未来から過去へ流れる -了-
2019年10月からのレタス提案
皆様、ハンサムガーデン2019秋レタス計画を御案内差し上げます。
今年は雨が多く、なにかと苦労もありますが、順調に畑も秋冬に向けた準備が整ってきています。周年で出荷させて戴いているレタスの10月からの「種まき前契約」について御提案申し上げます。
2019年度・春レタス作付が始まりました。
ハンサムガーデンの2019年度レタス作付が始まりました。
スポットでお買い求めになる場合は大阪市西区の
ハンサムベジタブルマーケットでお買い求め戴けます。
定常的にお使い戴ける御用向きには、
定期発送便を用意しております。
以下栽培履歴です。
●圃場所在地
・奈良県宇陀市大宇陀東平尾、他
●使っている肥料
・基肥
牛糞由来堆肥 株式会社奥田商事 製造(奈良県)
食品残さ堆肥 株式会社MCS 製造(三重県)
キーゼライト(天然マグネシウム剤)
アグロ加里30(天然やし殻カリウム肥料)
圧搾油粕 米澤製油株式会社
・追肥
米ぬかぼかし肥 自社製造
液肥:アミノキング 天生水産株式会社(佐賀県)
●散布資材
有機JAS準拠栽培ですが、いわゆる無農薬ではありません。
・bt剤(微生物剤)の散布 ゼンターリ水和剤
・糸状菌剤(微生物剤)の散布 ボタニガードES
他、フェロモントラップ剤(鱗翅目、甲虫類フェロモン剤)の圃場設置など、天然由来の微生物資材を散布・放虫・設置しています。
よって、レタスにとりついたアブラムシに白いカビ状の菌糸が発芽しているもの、寄生バチの羽化後のアブラムシガラ、ヨトウムシのガラがレタスに散見する場合があります。
●お試し価格…12月までの特別価格
12月までの特別価格提案として。(数量に限りあります。)
・サニーレタス @500円/㎏(税込) 目安5-6株/kg
・リーフレタス @420円/kg(税込) 目安4-5株/kg
※ サニーレタス、リーフレタス共に品種(早生、晩生、タイプ)はお任せ下さい。
・送料、佐川急便 140サイズ(Max9kg)
▼関西
常温便 1,222円
冷蔵便 1,699円
▼関東
冷蔵便 140サイズ 2,042円
通常便 140サイズ 1,485円
▼大阪拠点配送
@460円/コンテナ(4㎏)
台風21による栽培野菜被害は10%程度、設備復旧作業中。
ハンサムガーデンの窪です。4日午後に通過した台風21号による
当農園への被害は、苗を含め10%程の栽培株はあきらめざるを
得ませんが、栽培品の被害は幸いにも軽微でした。
一部ビニールハウスにダメージがありますが、早期復旧が可能かと
思われます。
関西の宅急便冷蔵設備は各社復旧中の様で今週いっぱいは混乱が
続くようです。現在、納品体制を自社配送便に切り替え対応しており
、時間指定対応が難しい地域もありますが、御契約を戴いている
御要望内容には、概ね対応させて戴けております。
サーにレタス類、リーフレタス類ともに、納品内容を柔軟に
調整対応しますので、皆さまの復旧に合わせて納入を御指示下さいませ。
ハンサムガーデン 窪
使われ方はほっといても多様化する
栽培現場からの発信を続けているといろんな問合せを戴きます。その一つ一つに御返事してゆくわけですが、僕らはいつごろからか農外・農内と相手を区別して考えてしまうようになってきました。現場の事情を判ってもらえる共通認識があるか無いかで分けていると思います。農業の暗黙知といわれるものも、きちんと言葉に落とし込んだ表現がなされれば共有できるのじゃないかな。このあたり、各都道府県の普及指導所に眠る先輩方の紙の記録や研究ノートに触れる度にそう思います。
農内・外と区切るここの境界帯がなくなるくらい多様な事象を細かくフォローできる(最適化できる)技術が機械学習だったりディープラーニングだったりとするのかなと考えています。
これまで僕らが取り組んだ研究検証成果の一つは、現場画像を記録して、そこに紐づく議論を丁寧にテーマと属性、キーワードといった要素に分けて統計してゆくことと、環境計測したものと、言葉から生々しく連想できる植物の姿や収穫量を現場の時間軸に重ねて蓄積してゆく手段です。
2018年の研究活動資金獲得に向けて取り組みを整理して見えてきた方向性は;
当事者の技術理解や言葉や課題の多様さを技術が吸収してゆける学び手段の模索あたりが研究でスコープするところ。現場課題を吸収してゆくには、標準化ではなくて多様化をサポートする農業ハードやソフトウェアによる処理のイメージです。
増収と経営体成長ボトルネックの一つが畑で動く人の労作にあるのは間違いありません。とらえどころの無い地面の下や気象や環境をすこしでも多くつかんで、優先順位づけた指導ポイントにわけた教育システムが農家にIoT機器を使わせるようになり、ひいては栽培ノウハウを早く現場定着させることになるのじゃないかと思うのです。
多様な環境と利用者の状況にやさしく対応して、システム稼働率をあげるには使いやすい仕組みづくりが求められています。
農業現場のOKラインは毎日変わっています。栽培現場をひっぱる農家が『使いたい』って思える価値観をシステム技術方は理解しないとサービスは普及しにくいとつくづく思います。
使われ方はほっといても多様化する -了-
6/4(日) 4:20 AM 8.8℃ early morning harvesting
車から出て畑に向かうのだけど、Tシャツ一枚では寒くてカッパを羽織る。
8.8℃とまだ寒い。今日から朝採りレタスが京都の八百屋さん店頭に並ぶので、
朝いちばんで収穫スタート。
気候を活かした農業を考えて、ハンサムガーデンが選んだ産品の一つはレタス。
涼冷な気候好むレタスが大和高原では良く育つんです。
でも、ひとくちにレタスといっても結構品種がたくさんあります。
そんななかから、玉レタス、リーフレタスともに育てて、食べて、個性の強い奴を作付に残していってます。苦味をのせたり、減らしやすかったり、少しストレスを与えると緋色がのってくる奴や、大株に仕立て易いといった性格は品種である程度決まるのですが、水かげん、土壌、そしてもちろん施肥で誘導できる歯ざわりや苦味もあります。
そこに加えて、葉の形状が結構重要かも。サカナをくるむものや、付合せに使ってもらえそうな色。当面、サラダ野菜にぞっこんです。
ハウスの太陽熱処理2016
透明フィルムマルチによる太陽熱処理は、50℃が確保される積算時間で48時間以上処理により表層2cmまで野草の抑制が期待される(中央農業総合研究センター2003.3) 。
定植までの作業効率を考え養生処理を実施。
・施肥 (カリ、石膏肥料は1週間前に施肥)
・畝立
・潅水、透明フィルムマルチ処理
温度の確認目的におんどとり・センサーをマルチ下に設置したところ、二日目で76.7℃まで上昇。これは効果ありそうだよね。
太陽熱処理『後』に畝立を行うと、養生効果の及ばない土を表層に持ち上げてしまう。それに畝たっていれば、フィルムマルチ撤去するだけで、迅速に定植作業へ移行できる。
晴天が続けば、およそ6日以上の処理で、目標の積算温度400℃は達成見込み。
エダマメ栽培環境の土壌乾燥試験実施予定。
ハウスの太陽熱処理2016 -了-
自立型土壌水分計2016年度版の設置
畑の水分を追いかける方法で随分トライ&エラーを繰り返してきました。
この試験ハウスは約1アール。こんな小さなエリアでも地下水位が低い⇔高い、そして毛管水が上がってきやすい⇔にくい、排水性良い⇔悪いと、2メートルも移動すれば土壌水分量は違うんですわー。
今朝、このハウスに5,000リットル(30分)自動潅水したのですが、複数個所のpF(15cm)も8kpa(キロパスカル)~20kpaと、とらえどころがありません。
ただ、複数の土質が違う畑の風乾土に定量加水した後、時間とTDRセンサー(誘電率:その場がどんだけ電気にビリビリ震えるか計るやつ…そんなもの)とpF計で作土の乾燥を追いかけてゆくと、使えそうな乾燥具合を把握できてきています。
この乾燥傾向から、相対的に作物が水ストレスを感じるポイントと近似する点を拾ってやれば、水やりのタイミングを見つける事ができそうにあたりをつけています。
僕らが指標としている作物はダイズ・エダマメ。結構乾燥には強いんですが、しおれが急にやってきます。
ダイズが本当に水に飢えるタイミングを見つける方法は、ダイズに聴かないとわからんです。そこで見つけた試薬がエタノール。
麺棒で葉の裏にエタノール塗布すると、気孔が開いてるときニジミがでて、色が変わります。
水に困ってないダイズは光合成しながら呼吸回路回すんで、気孔開いてますからこのニジミがでます。
でも、心底水が足りないダイズは水の蒸散防ぐ為、気孔閉じるんでエタノールがにじんでゆきません。
この気孔、開きぶりを5段階にわけて試薬で評価できるんですが….
水ストレスだけで締まったりする訳でもない…
丁部の葉と茎の角度を追いかける方がまだ、水ストレスを把握できそうですね。
ここの評価をやりながら、その畑でのダイズ達の水のお困り具合と対応するセンサー値を探ってゆこうと考えてます。
現場的にはこれで十分なんじゃないか!?…というか、収量が計画より上がるならそれが正解だべ!?早生のエダマメ…可販重200g/株を超えようとすれば、まずは根粒活性をベースで確保するための【今日からできる】地力管理≒まずは水分管理と仮説をたててます。そうした検証に今夏もチャレンジします。
自立型土壌水分計2016年度版の設置 -了-
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