栽培日記
2014.06.27 夏レタス(#1グループ) ~播種から出荷66日
2014.06.27 夏レタス(#1グループ)栽培記録 ~播種から66日目の出荷~
5/23 活着
上部サイズに比して茎、根が思ったより小さい。これなら畝幅狭く、株間30cm程度でも
OKなのではないだろうか。
準高冷地ならではの6月末出荷。第2・3グループが真夏栽培に突入してゆく予定。
夏レタス(#1グループ)栽培記録 ~播種から66日目の出荷~ -了-
2014.06.13 大量の刈草を水田転作圃場に投入。
日本情報化農業研究所との連携で、彼らの試行してきた循環型栽培
方法を採用。今回の圃場では手軽に手に入る刈草を投入することに
なったのでした。
新たに確保した水田跡地。明渠(排水路)を掘って、少し乾いて
きたところに、 刈り芝を2tダンプ(およそ800kg)で14杯投入。
厚み50cmほどで4a(400㎡)ほどをカバー。
このまま梅雨の雨にうたせて、作土上で堆肥化させてゆきます。
とレポではさらっと書きますが、小ぬか雨振る中二日もかかった現場は、
目つきが変わる、ハードな作業…。
刈り芝といえど、たっぷり水を吸っており、おまけにコンパネで
左右のあおりを高く確保したダンプに積み込むと結構な重量です。
そもそも梅雨場の水田に入ろうなんぞどだい無理っぽい話。
1日晴れてもなかなか土が締まろうはずもなく四駆をもってして
も埋まる埋まる。脱出に使ったアルミブリッジはぼこぼこに変形。
おまけに水路にダンプを落としてしまい、こいつにはチーム全員が
悩みました。
なんとか芝の置き場から搬入できた刈草の山は圃場のたった13%。
目標の後12%をなんとか来月にはカバーしたいもんです。
今回は精神的に疲れた圃場整備となりました。ただ、この資材試験
の結果では、水田圃場の転作ががらりと変わる。
確信の現場はなにかと過酷なもんです。 だけど、すべて現場で起きてるんだよ!
大量の刈草を水田転作圃場に投入 -了-
2014.06.08 有機農業講座 DAY3 中耕・追肥
有機農業講座Day3(6/8) 振返レポ
実践型研修を旨とする当講座も第三回目。栽培家にとって貴重な梅雨
の晴れ間にはやることがいっぱい。だからこそフレームワークの学びを
大切にしてゆきましょう。
●座学:作付計画1
何をどれくらい、誰にいつ売るのかを考えて作物を作る。栽培農家は
作物を有利に販売してゆくために計画を立てるべき。
とするなら、検討されるべき要素は
・適地適作
自分の耕作地には何をいつ栽培するのが向いているか知ること。
・輪作
続けて同じ種類の植物を栽培すると土のバランスが崩れて、連作障害
を起こしやすいです。
望ましくない作物を場所を移して
栽培してゆく輪作体系を計画しよう。
・営農リソース
保有している耕作機械や人員でまかなえる収穫量を知ること。
・販売先
作物を買ってくれる顧客が何をもとめているのか。
作物には旬があり、最もおいしくなる旬には他の栽培家も同じ種類の
産品をマーケットに出荷されて競合が増える!
そこで勝ち残るために、美味しい野菜を作ってゆきましょう。
(作付計画2に続きます。)
●本日の実践圃場
1.中耕
畑には野草も生えてきます。これを取り除いてゆきます。
鍬を自在に使い、必ず手前から奥へと細かく鍬を入れてゆくのが削ぎ
残さないポイント。
2.追肥
野菜に栽培全期間にわたって求められる栄養を供給するのが追肥作業。
肥料袋の成分表示を参考に、植物が必要としている肥料を補いましょう。
★今回使用した肥料
山崎製油製、(菜種)圧搾油粕
有機肥料の代表格です。比較的窒素成分の硝酸化に時間がかかり肥効発現が
ゆっくりと言われています。今回使用しているものは菜種の絞り粕です。
ただし発芽阻害物質を持っていて播種直前には使わない方が無難なようです。
★魚粕
生魚の水煮から水分と油分を圧搾し乾燥した粉末です。値段が少々お高いの
が辛いところですが、動物性タンパクの分解過程ででてくるアミノ酸が
作物の味を良くすると言われています。
今回は茄子の肥効発現が良くて(新葉が濃い紫でしたね)追肥を見送りました。
株元から離した表土に左は油粕、右は魚粕と筋状に撒いて鍬で土と軽く混和。
これが雨に打たれ水分を得ると微生物により有効な成分(タンパク質、アミノ酸、
アンモニア)に分解されて吸収されるようです。
以上、中耕作業と追肥について振返レポートを有機畑からお届けしました。
●師匠のひとしな
京都の茄子産地-太秦-。この地に長澤農園があります。その農園から
初ものの千両茄子が届きました。受講生のみなさんに一袋づつお土産です。
早速焼き茄子に仕上げて戴きました。
一本目はそのままで戴きました。
二本目は少し白しょうゆを落として。
何年やればココにゆけるものかな。
Day3 レポート 中耕・追肥 -了-
2014.06.01 百井栽培日記 かぼちゃ定植
2014.06.01 百井栽培日記 かぼちゃ定植
5月初旬に施肥、土上げをしたまま、まったく手を入れられなかった
百井の里ファーム。ほぼ1ヶ月ぶりの作業。
想像はしていたけれど、放棄地に近い様子。今回、歩行型畝立て整形
機を持ち込んだが、このままではロータリーに草からんで動かせないだろ!
という訳でまずは草刈。
その後ろを歩行型畝立マルチャーが追いかけてくるのだけど、意外に
苦戦。3年不耕起を続けてきた作土上部5cmはびっしりハコベラの根が
蔓延ってて、ロータリーが混ぜ返しても、根が切れていない。
ここは一輪管理機で細く根圏だけをひっくり返した方が良かったかも
しれない。ただ、前ほど手が掛けられない判断のもと草抑えのマルチを
張ることにしたわけです。
10aばかりに一日かかってしまいました。
肝心の定植と種まきは;
・かぼちゃ 打木赤皮かぼちゃ16株
・つるなしインゲン (初ミドリ2号) 128穴 播種
・九条ネギ 0.5dl 播種
・セスバニア 一畝
ほとんど現場問題解決??に時間を取られ、夕暮れの百井を後にしたのでした。
来週は、キャベツ、レタス、トウモロコシの定植
2014.05.11 有機農業講座【Day1】
2014.05.11 有機農業講座Day1
循環型有機農業を考える学び場を奈良県宇陀市に開講しました。
場所はハンサムガーデン榛原池上農場。狙っているのは、有機栽培
実践を通して野菜作りを会得してもらいましょうというもの。
●開講初日 5/11にやったこと
・有機農業講座の取組み説明(座学)
・実習
▼播種・定植作業
種しょうが(奈良小しょうが) 定植
茄子苗(千両二号) 定植
ネギ苗(九条太) 定植
三度豆-種(さんど豆) 播種
・深さ(接木の節や種の粒径、好光性・嫌光性種子で調整)
・間隔
・苗定植とその周囲に灌水プール
・(被覆ビニール)マルチ孔と植え付け
・灌水の注意
出来なさっぷりに笑いも出る農業講座、これからが楽しみです。
次回は5月25日、皆さんよろしく参加下さいませ。
2014.02.22 春夏作のもと肥@富田林
2014.02.22 春夏作のもと肥@富田林
野菜販売の売場でね、冬野菜のおこんだてを話し合うと
「あれが食べたい、これが食べたい」と言う主張は婆様、爺様
お子の順にはっきりしている。
しかし、好む材料野菜は世代で違う。
レタス、キャベツは30代独身か若い嫁に好まれるものの、
50代超顧客のカゴは、小松菜、ほうれん草、カボチャとある。
齢を重ねるごとに、野菜味覚の嗜好は子供の頃の体験に
帰るのではないか。体験と、POSレジのデータ眺めてて
ここんとろに「勝てる作付」の確信を得た。
そこで今夏の富田林圃場はじゃが芋とカボチャ、にんじん、
そして晩生のタマネギで勝負に出ることにしたのであります。
簡易土壌データ(6点平均 2/22)
pH 6.1 (いいんじゃないか!?)
EC 0.08 (施肥してないしね)
他…今回計ってません。すんません。
もと肥はカキガラ50kgと鶏糞300kg、米ヌカぼかし100kg混ぜたもの
を畝上に散布耕耘して、畝間から土アゲ。
セスバニア植わってた畝は、比較的軽い!ロータリーがさくっと
入ってゆく。ハーブとキャベツの畝は重いね。有機物がもっと必要。
今年もマルチ無しで富田林は進めてみます。
2014.01.24 たまねぎ達に追肥@富田林圃場
2014.01.24 たまねぎ達に追肥@富田林圃場
追肥は、量、方法、時期を皆が悩むんだよな。栽培中の固体の成り方
振る舞いをよくよく観察していると、結構プランは見えてくるかな。
●たまねぎ(晩生)
先週は、圧搾油粕をかぶもとにザラっと施肥。
これが意外に時間と手間かかる。栽培実績に差が無いとのデータから、本日はペレット鶏糞を株元に
差込み。
意外に早く、1,200株約70分で完了。
●こかぶ(耐病ひかり)
収穫できる一株70gサイズに成長してよい具合
●赤リアスからし菜
好調。びっしり生え茂った赤リアスからし菜の株元は、うっそうと暗く
いい按配に糸状菌?結構はびこっているだろ!
おまけにトンネルの中は湿度高すぎて、こいつらの活動が
結構活発。うーん、出来ればもうちょっと後から活動して
欲しいんだけどな。他の病気が少し心配。
●紅菜苔-菜の花開花!!
畝間の水は凍っているのに、トンネルの中は、そんなに温かいのか。
後ピンだけど、黄色い菜の花なのわかるかな。
もうそろそろジャガイモの準備時期だよね。2月14日は定植日!
2014.01.10 忌避緑肥で秋冬・根モノの敵を追い払う
秋にまけども、ダイコンサルハムシに新芽を食害されて、
僅かばかり残った株も肌をえぐられる様にキスジノミハミムシにかじられてしまう。
無農薬栽培でのアブラナ科の根モノ、大根、カブラは、冬の目玉ゆえに、
小さな圃場での輪作に、こいつらの食害には随分悩んできたもの。
ところが、センチュウ対策で入手したエンバク(ヘイオーツ:雪印種苗)が、
意外に効くらしいとのネタを発見。早速、昨年から試してみた。
忌避成分はヘキサコサノールというアルコールらしい。
▼農試
http://www.pref.nara.jp/22944.htm
http://www.pref.fukushima.jp/keieishien/kenkyuukaihatu/seika/h13seika/f-15.htm
▼タキイ
https://shop.takii.co.jp/tsk/bn/pdf/20031223.pdf
上記WEBでは『輪作』して効果とあったが、夏作を捨てろということか。
それはちょっとやりにくい。そこで、畝の両肩に播種する栽培で実験してみた。
●2013/7/15 栽培日記(エンバク青刈・草刈、追肥)
https://www.handsomegarden.com/715-%E5%AF%8C%E7%94%B0%E6%9E%97%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E5%9C%83%E5%A0%B4%E6%A0%BD%E5%9F%B9%E6%97%A5%E8%A8%98/
これには、思わぬ二つ目の効果があって、昨夏のように雨が少ない場合に、
エンバクそのものが50cm位にしか成長しないし、丁度良い具合に
日よけにもなってくれたように思う。
9月末にハンマーナイフかけてから、鶏糞60kgを施肥耕耘。
10/6にカブ(耐病ひかり)を播種。
11/27に間引きと追肥(米ヌカボカシ肥)。この間引きできるほどに
食害がなかったわけです。今日、間引きまで収穫したものは、
ごらんの通り、食害無し。
来年も続けば、小さい圃場輪作でも有効な耕種防除法。
次は皆さんの圃場からの報告を待っております!!
レポ:窪
2013.12.28 風雪に負けない『夢』
2013.12.28 風雪に負けない『夢』
「年明け早々にゆず使った試作加工に取組みたい」との打診。
そうこうしていると、大阪府の普及指導所から、大雪注意報でてて29日にかけてさらに降雪とのこと。水尾集落の僕らの果樹は標高370mとまさに雪が来る山間部。
早めに取りに行くかと朝のマーケットを段取った後にハサミとハシゴ積んで山へ!
亀岡をこえたところから見る愛宕山は真っ白に雪化粧。
タイヤは変えてきたが、大丈夫か?と477号線をまわると一面が雪
ゆず収穫できるんだろか….
現場は陽射が差込む南西斜面。さすがに温かいのか
雪は心配したほどではなく、さっそくハシゴをかけてゆく。
このハシゴ、ヒノキと栗で作られているもの。軽く、アルミのハシゴはかなわない。
木材確保できたら、自分に合ったハシゴを作りたいものよ。
しかしさすがに凍てつきはじめていて、半分くらいを廃棄。来年は、もっと計画的に収穫したいもの。
無農薬栽培ゾーンからさっくり一カゴ分を摘み取り作業を完了。
搾汁終了の報告も入り、来年の加工品作りは弾みがつきそう!
窪
2013.12.27 排水不良を考える@富田林
2013.12.27 排水不良を考える@富田林
大阪府雪の富田林。畝の間はたっぷりと水がたまって、なかなか
排水されない。作土層は約20cm前後と浅く、その下は粘土層。
●早生たまねぎ
植え時期を逃し、押し合いへし合い状態でも苗は育つ!このまま
2月まで放置して、定植しなおしてみましょうか。
●こかぶら
南側の日陰がちなゾーンはやはり生育が遅い。3mも北へくると
元気がどんどんでてきて100円玉まで直径が成長している。
●紅菜苔
●壬生菜
やっと株が大きくなってきているものの、霜あたりしはじめてい
るので、1月中旬までもつものか。
壬生菜がしげっている2m南の玉ねぎ苗ゾーン。畝の上に水が
たまっている。やはり草根がのびないところは土も育たないものか。
●玉ねぎ(晩生)
現状ではなんともいえないものの、一応活着。
●赤リアス
////レポート無。二週間前は良くそだってましたので….。
玉ねぎ収穫後、剪定枝をがっちりいれて様子みたいもの。
窪
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