有機農場
2013.10.29 富田林栽培日記 冬野菜播種
富田林栽培日記 冬野菜播種
気温 16℃(13時) 曇
根ものは良くないが、ツルムラサキはとても調子良い。刈り倒して
みたものの、来年の夏作は、つるなしインゲンとツルムラサキかな。
緑肥(セスバニア)エリアの排水性は早速改善されているが、他のエリア
は三日前の雨が抜けない。
北側エリアでは、水質が良くなく、硫化水素臭もする。
元水田圃場ゆえに、雨が抜けない。
●たまねぎ
先々週に播種したたまねぎ、きれいに生えそろっている。
鶏糞を施肥した畝も落ちつている。
●春菊
みぶ菜は、発芽良く、生えそろっているが、サラダ春菊(中原採取場)
は苦戦。発芽10%もない状態。
ここに 赤松種苗の「春菊」を追加播種。発芽率50%に期待。
●こかぶ
少々気温が低いかもしれないが、害虫(ダイコンサルハムシ、
キスジノミハミムシ)は、ほとんどみない。品種は実績のある、
耐病ひかり(タキイ種苗)
●こうたいさい
畝の半分に三条播種。もみがらの上からぼかし肥散布。
●赤リアスからし菜
畝の半分に三条播種。もみがらの上からぼかし肥散布。
12月~3月の収穫活動に期待。
2013.09.17 台風直後でも作業できる圃場
台風直後でも作業できる圃場
台風一過。悩みはいくつかトラブルを抱えている農地の復旧調整。
栗東の仲間は重機投入しないと再び耕作できないほど崩落がひどい。
とりあえず、わずかばかりのさつま芋、バターナッツを獣から救う
緊急収穫隊が組織され現場で作業。下を向きがちな処に夢を語ろう!
そんな中、アグリチャレンジ研究会で剪定枝の多投栽培モデルの
実習を行ったセレクトファームを訪問すると、あまりに周囲と違った
情景に眩暈すらおぼえた。
あの大雨警報の翌日だというのに。何事もなかったように種まき
しているではないか。圃場にはまったく水が留まっておらず、研修生
もレーキで畝の上を普段のとおり均している。
排水性を確保している彼らの土壌は、あの豪雨をもモノともせず
普段どおりの作業が行えているのだ。
土壌、環境が整うのとそうとないのでは、栽培は劇的に成果が変わる。
この環境を問う技術こそ、セレクトファームがたった数年で実現した
栽培技術の肝なのだそうだ。
どうすれば経験浅い農家がここに辿りつけるのだろうか。要素は
いくつかあるが、成功事例を学び、仮説を考え抜き、実践する。
これまでの就農者がなおざりにしてきた基本フレームワーク。
僕は一つだけ約束できる。我々とこの農場で一緒に身に着けたものを
誰も奪えはしない。繰り返し成果のあがる農業を生業にできるのだ。
栽培環境をどう構築するのか….それを供に学ぼう。
窪
2013.08.31 富田林栽培日記 緑肥粉砕
富田林栽培日記 緑肥粉砕
気温 32℃(13時) 霧雨
昨日まで京都で活動していたハンマーナイフ、今日は大阪の富田林。
緑肥として、植えていたソルゴー(第一圃場)もセスバニア(第ニ圃場)
も2mを超え、直径8cmは超えている。こんなもん粉砕できるのか?
製品カタログでは~90cm…と書いてあったように思うが…。
車から降ろして、早速燃料追加。なりのわりに2リットルもタンクに
入らない様子。とはいえ、一回の給油で2時間半程度は連続運転。
ただ、少し進めては粉砕、少し進めては粉砕と繰り返せばなんとかなる。
手で刈ること思えば、かなりの高効率もの。
1時間程で全て粉砕。畝よこの残りを刈払機でやっつけてランチタイム。
続いて、第一圃場に移動。マメ科のセスバニアに比べて、イネ科c4
のソルゴーはかなりごつい。のきなみ2m超えている上、どの幹も
直径6~10cmと手ガマでやっつける限界は超えてるだろ。
さすがのハンマーナイフもかなり苦戦。刈り倒しはするのだけど、
粉砕でつまり、エンジンとまる。
かなり粉砕できていないものが残り、ハンマーナイフの前から粉砕口に
突っ込んで粉砕。これはちょっとやってはいけない作業かも。なんとか
2時間程でやっと完了。
来週、刈草堆肥を貰ってきて投入予定だが、かなりの有機物を土壌に
投入できそう。
帰るころに、見知らぬ老夫婦の訪問を受ける。どうやら、ソルゴー
の種を分けて欲しいという。今からでは蒔きどき遅いですよ?
どこに使われますか?と聞くと、出穂見て、「きび」と思われていた
とのこと。同じイネ科ですが、ちょっと違いますとお引取り願いました。
2013.08.27 農外からの参入者支援
僕らNPO法人ジオライフ協会の重要な取組の一つに就農者の支援があります。
今回の依頼は大津の田上というエリアで長らく放棄されていた水田の再生事業支援。
地名は羽栗町という程、栗が良く生えている山間地です。
当初は、営農方針案にアドバイス欲しいということから、同行したアチャ研メンバーの山田君(走井集落に就農)ともども意見交換。
農地の背景がまったく判らないので、やれることが絞り込めません。とりあえず、高低差50m程の2ha程度の農地。上りきったところにこじんまりとした池有。
アグリパーク構想されたとのことですが、それには規模が小さい様に感じました。
「もし栽培するなら、何が良いだろう?」との質問に、北向き斜面の段々畑。土壌、標高(158m)から、「僕が当事者なら葡萄やります」と提案。
農地を開墾中の若い担い手は伏見でオーガニックCafeを運営されている法人。
熱意はあられるし、地主様との関係もとても良好。続けてゆける収益性考えた営農モデルをざっくりと提案差し上げました。
ハンズオンで関わるか否かはこれからの契約次第ですが、是非とも想いを実現して欲しいなと思うチームとの出会いでした。
2013.08.02 百井栽培日記 レタス播種、トウモロコシ収穫
8月2日 百井栽培日記(レタス播種、トウモロコシ収穫)
気温 27℃(正午) 快晴
先週に引き続き涼しい百井の里。ここから、少し上がるが街中で秋レタス苗
を作るとヒョロっと軟弱に育ちがち。そこで苗床を畝の一部に作って育ててみる。
春・夏作の残りを草刈機で処分後、はびこる野草を根を残して手がま除草。
基本不耕起なので野草の根を育てる野菜根圏ゾーンは少し掃除。
●ニンジン
とても調子良く、株間にぎり拳幅に間引き。
●紫カリフラワー(パープルフラワー)
3/22播種。4/28定植。とても成長がゆっくりで、花蕾はまだ着きそうにも無い。130日も長く畑にいるとは思わなかった。後2~3週間は畑にいるのではないだろうか。武蔵野種苗園の資料では、涼冷地は播種6月とあるので、極端な早蒔は異常成長のもとなのでしょうね。
●ミニカリフラワー(美星)
相当外葉がアオムシにやられてしまったが、けなげにも着蕾。来週には数個収穫か。
●つるなしインゲン
30株ばかりが元気に着花。来週から少し出荷可能に思う。
●トウモロコシ(オオモノ)
小さいが収穫が可能。来週収穫して終了予定。
●菊芋
野良化。すごい勢いで背が伸びてきている。一応花が咲くまで置いておく予定
●九条ネギ
苗は苦戦。昨年からあげてきた分を干し苗中。
●レタス育苗
下で育苗するには暑すぎるので徒長苗になってしまう。そこで百井の露地に直播。
整地、潅水後、10cm間隔で、鎌の背で1cm深さ目安の蒔溝つくって、播種後軽く覆土、
もみがら施用。
-1. レッドファイアー(リーフレタス)
コートだとおもっていたらバラ種。鎌の背で溝作って、細かく播種。
-2. ゴジラ(玉レタス)
コート種子。本来秋レタス
-3. チコリ(ラディキョ)
コート種子。
-4. シスコ(玉レタス)
コート種子
●赤リアスからし菜
春蒔き分から種採り。乾燥したものを播種。
2013.07.21 アチャ研・活動報告”援農畑再生隊~休耕地の再生”
7月21日 富雄栽培日記(休耕地の再生)
快晴
気温36℃
活動エリアの周囲でちらほら見かけるのが、なかなか手が廻っていない
畑。この時期の湿気と陽射をうけて、見事に野草どもが露地を占拠!
背丈が人の身長をこえる野草群は、刈れるもんなら刈ってみろ!
と高齢化した農家を寄せ付けない。だけど、近寄って観察すると、
てんとう虫、かまきり、蜘蛛といった有機農業の益虫どもが
びっしりと住み着いています。まるで、香港の高層アパートのように。
若手にとって、こうした場所は借りられれば、成果をあげるチャンス
農地かもしれない。
そうこうあって、とりあえず本日は援農畑再生(草刈?)隊として
農地整備の任にあたる、なりゆき。
ここは、今期導入されたぴかぴかの新品”自走型草刈機ハンマー
ナイフ”を投入(日本たばこ産業様から助成)だろ~と、皆嬉々と
現場集合。
手でふりまわす草刈機と違って、自走式で押すだけ。
おまけに細かく粉砕するから刈った草の跡片付けも不要。多少コツは
いるものの、農地は、分解しやすいコマ切れの有機質資材(野草)を
補給したような状況で耕作できる様になったのでした。
炎天下で暑いのをのぞけば、草刈と片付という重労働を畑の髭剃りみたいな作業
に効率をアップする。そしてなにより、たっぷり吸肥した野草がもつ、窒素・カリウム
を畑に取りこむ貴重な資源回収手段でもあるわけです。
今回は、草刈作業で”青葉アルデヒド(アロマ:みどりの香)”をたっぷり吸引!
爽快感のある援農作業でした。
7月19日 百井栽培日記(寒冷紗の撤去)
7/19 百井栽培日記(寒冷紗の撤去)
快晴
気温26℃
陽射は強いのだが、気温低い。宮田の爺様(集落の方)によると、
今年の秋は早い。盆前に秋作の仕込みを考えろとのこと。
キャベツ、グリーンリーフ、カリフに掛けていた寒冷紗を撤去。
帰り際、日が陰ると、一気に元気になるカリフラワーを見て、
もう少し掛けておくべきだったか少し後悔。
ニンジン畝になぜかこかぶ!昨年のこぼれ種か…こんな時期に…
●ニンジン
4週目。調子悪くないが、野草の進入が目立つ。草引き。
●カリフラワー(紫)
4/9播種分。やっと紫の内葉がでてきた。背丈45cm
●九条ネギ
乾燥苗作るため、掘り起こしてはさがけ。全て昨年から圃場に
あった株。今年播種したやつらは1/10しか芽がでていない。
やっと背丈20cmになったばかり。播種が遅いのか。
●玉レタス
4/9播種分。巻きは良いのだけど、玉が小さい。
●キャベツ(ヒット甘藍)
生き残った株は巻き始めている。株間40cmでもよさそう。
●スィートコーン(おおもの_なんと種苗)
夏の風景らしい。ヤングコーン収穫。ここから3週間が収穫適期。
●打木赤皮
こいつも着果。
●成り戻しレタス
玉レタスの切り株からいっちょまえのレタスが生えてきている。
これが成り戻しなんだ。
百井は本当にワンダーランド。有機物がどんどん増えてゆく。去年とまったく
違う土の質。というか、これがこの圃場の本来の姿なんでしょうね。
7月15日 富田林第二圃場栽培日記(エンバク青刈・草刈、追肥)
気温 34℃
天候 雨後晴
セスバニアの成長が著しい第二圃場、この畝の前作、右側はエンドウ、左はじゃがいも。前ジャガ畝は明らかに葉色が薄い。
小雨の中、徹底して草刈。緑肥のエンバクも2/3程度を刈り倒し。追肥は発酵ぼかし肥に米ヌカ混ぜて散布。
●カボチャ・バターナッツ
草刈と追肥。葉色良く、つるは1m超。
●つるなしいんげん
エンバクを青刈、株もとに寄せ置き。
●スィートコーン(ゴールドラッシュ)
少し葉色が悪い。株元にぼかし肥を追肥。エンバク青刈
●サラダごぼう
ぼかし肥追肥、エンバク青刈。
●枝豆
エンバク青刈
●ミニトマト
整枝、芽欠き。株元に追肥。
●つるむらさき
猛烈な勢いではびこるヒメ芝を草刈。ぼかし追肥。
6月28日 百井栽培日記(にんにく収穫)
気温20℃ 曇
梅雨の晴れ間に、ニンニクの収穫。福地ホワイト六片を昨年の倍から作付けたものの、サイズが小さい!
種にんにくは大きいものを選んだものの、初期の植え付けが遅かったのと初期栄養が足りなかった。元肥に開放飼育舎の鶏糞を使ったのだけど全般に肥効が弱いと思う。
●ニンジン
●つるなしいんげん
●ジャガイモ(シャドークィーン)
やっと開花。あと2~3週間かな。
●赤リアスからし菜
菜の花になってます。摘み取って、ベジマに出荷。
●カリフラワー
かんれい紗が掛けてないところは当然ながら青虫の食害がひどい。
カバーかかっているところは背丈30cm。
●エンダイブ
収穫適期
●リーレタス
まだ、小さい。外径30cmこえるものはまだ2割程度。
●トウモロコシ
追肥が効いてきている。背丈低いが、葉色がよくなってきている。
6月10日 栽培日記(富田林)
○コンセプトは “edible witch garden(美味しい魔女農園)”
天候:曇り後快晴◎気温30℃
ハンサム・ガーデン富田林ほ場の一角で、オーガニックを学びたい
大阪のヨガグループ仲間の農園運営をを受け入れ、栽培指導とお手
伝いをさせて戴くことになりました。
グループの皆さんの希望は、ハーブやオーガニック栽培の特徴を
一年通して学びたいとのこと。グループ名が”魔女農園”とコンセプト
もしっかりしてて、畑での実践のみ!と言うことになりました。
まずは近所のホームセンターに立ち寄り、手がま、芽きり鋏、長靴、
手袋、スコップと皆さんに基本的な農具を揃えてもらいました。
畑に戻ると、女性指導員”ヒロフチ”が苗を持って御出迎え。
早速、今日やる作業と畑の説明、畝肩に植えてあるエンバク、土の性質
を説明しながら、苗を植え始めてもらいました。
雨予報だったのに、天気はカラッと快晴。おまけに、初日にしては、
やる事が多すぎたかなと思いながらも厳しく指導♪