有機農場
2014年度 有機農業研修 受講生募集
●ハンサムガーデン有機農業講座の肝は? | ||
農業をなりわいとしてゆきたい | …開講にあたって これまで、せっかく就農したのに、うまくゆかず、一人苦労する就農家を多く見てきました。一方で、上手く行くルートをつかんでコツコツと夢に近づいてゆく就農家もいます。栽培技術を学び、街のお客さんと支えあう関係を生み出すと、もはや農業は栽培手段以上のものになってゆきます。そしてそれは他の商いと違って、競合にやすやすと奪われるものではなくなってゆきます。 そのコツと上手くゆくノウハウをお伝えしたくて有機農業講座を組み立てました。一人で無理な就農をする前に、いろんな農本的な関係の編み方を本講座を通して体験してください。そこんとこをサポートしたいと思っています。 この機会に、大和高原の里山”榛原”で、仲間と一緒に次世代へと残して行ける農業を学んでゆきませんか。皆さんの参加をお待ちしております。 NPO法人ジオライフ協会 代表理事 窪 一 | |
ハンサム・ガーデンが栽培技術と販売の機会、ノウハウを提供します。奈良県の宇陀にて開催される有機農業塾を受講しながら研修農場で営農実習にも参加戴けます。指導者は17代目の有機農家。基礎から実践方法を指導します。 | ||
農のある暮らしを実現したい | ||
希望者には食事付きの寮を提供しています。短期プログラムを利用して、研修農場に参加戴けます。研修地は奈良県東部の里山にあり、農のある暮らしに参加しながら農業での独り立ちシナリオを組み立ててください。 ★寮の利用は事前に相談下さい。 | ||
お客さんと一緒に自分も育つ営農を学ぶ | ||
売ってこそ成り立つ。農家として顧客と出会う力をつけてゆきます。ハンサムガーデンの大阪販売所で野菜を買って下さる街のお客さん像を掴める体験を通して、お客さんと一緒に育む互恵の未来を計画してください。 | ||
指導者 長澤 源一氏 について | ||
都市右京区太秦で農業を営み17代目。同志社大学有機農業塾を指導し、京都内外にて有機栽培の就農者を輩出。師事した弟子仲間と一緒に行う春・夏の作付け会議は独立後もお互いが切磋琢磨するコミュニティになっています。 | ||
実習農場 について | ||
農場は標高300mの宇陀市榛原と標高500mの春日台にあります。 google mapが開きます。場所:ハンサムガーデン榛原池上農場近鉄榛原駅発、桜井菟田野線バス10分。池上バス停下車、徒歩10分 | ||
受講料について | ||
・年間プログラム 140,000円 (教材費込み) ・受講1日体験 12,000円 /回 | ||
申し込み方法 | ||
・以下リンク先の申込書に記入戴き、メール、ファックス、郵送の何れかでお申し込みください。 2014年度有機農業塾 申込書 PDF形式表示 2014年度有機農業塾 申込書 word形式ダウンロード ●送付先 NPO法人ジオライフ協会 有機農業塾係 電話 06-6232-2012 FAX 050-3737-8136 |
新しい施設で土壌診断 ….2014.04.06
新しい施設で土壌診断 ….2014.04.06
曇時々あられ。気温 0℃。 南西の風。
この春から耕作始める新しい農地では、育苗用の鉄筋ハウス
含めて全部で5棟。こうした施設は雨が直接土に当たらないから
表層に塩類が固まりやすい。
畑に塩?良く聞かれるんだけど、地下水汲み上げて、まいたり
化成肥料の中でも、効き目が早いものを好んで使うと、土が塩塩
になってしまうんです。なぜかって?詳しい説明は Wiki読んで
くれ。
ECメーターといった計測器を使えば、現場でもざっくりと
この塩塩っぷりが把握できる。(それだけが目的じゃないけどね)
今回は….1.6ms/cm! と たっぷりと問題ありげな数値。
そこで、どうするかっつーと土をごっそり入れ替えるか、ひたすら
『水を撒く!』
その前にこの畑の土をサンプリングで取って一応、分析センター
に土の状態を調べてもらうことにします。
しかし固い。ここで野菜みたいな軟弱な植物が育つのだろうか。
実は、トマトやりたいんだけどな。
新しい施設で土壌診断 -了-
水田からの転作…排水性の改善が課題になるよな
暗渠(あんきょ)について問合せありました。
雨の水が畑から抜けなくて困っている。そこからの質問。
水田を畑作にしてゆく時、排水に悩むことが多いです。どうすれば
良いのか?と質問が結構集まってきました。僕らがこれまでやった
対策は;
・畝を高く盛る。背が高くなる緑肥を植える。
耕耘機やトラクターの土をあげる(盛上げるかかき上げる)能力に
よります。もちろんクワ一丁でがしがし土をあげる方法もありだけど
家庭菜園除き、小規模な畑でも現実的では無いと思います。
セスバニアと言う植物は背丈が2mを肥えるほど高くなり、根っこ
も1m以上深くもぐってゆく場合があります。一作、こいつ植えるだけ
でもかなり変わる場合があります。
実際、富田林にある僕らの圃場で、昨年植えた畝は、本当に水たまりません。
おまけに豆科なんで根っこまわりに根粒菌が活発に空中の窒素を固定してくれます。
3/14補記) でかくなった後は、どうするんだ?と問合せあり。
え~と 基本的に刈り倒します。最低でも刈払い型の草刈機を持ってるか
借りてこられるようにしましょうね。手がまで刈れないこともないけど…
写真ではハンマーナイフと言う機械で粉砕しております。
こいつが好んで育って青い状態ってことは、相当に気温が高い時期です。
好ましくない生理障害を避けるためにも、刈り倒した青い状態のぶつを
畑にすき込まない方がいいんじゃないかと思っています。作土の上に積み
重ねて置いておくのが良いかと。
・排水性をあげる粗雑な有機物や砂等を作土に混ぜる(資材投入する)
土の粒子の間に空間を作るわけですね。植物の遺物なんかは、微生物
を増やせる良い対策です。
ただ、水田には「すき床」といった固くなった層を割らない限り
水が抜けて行かないわけです。
また、掘っても粘土層ががっちり続く場合なんかもあります。
ここで、排水パイプを埋め込む土木工事を行う手段があります。
これが暗渠です。
土、透湿資材、砂利、コルゲート管を畑に横断させて埋め込むと
それが水の流れる道になって、排水させてゆけます。
ただ数百万円単位の土木工事になりますから、国の補助があるとか
投資する価値があるか、良く検討が必要です。
粗雑な有機物として、籾殻や剪定枝チップがあります。どちらも持ち主が
処分に困っている物ゆえに無料で手に入るケースが多い資材です。
これを投入する上で、いくつか気をつけないとこの資材が大好きなやつら
(たとえば糸状菌等)に野菜の生育に大切な窒素を横取りしたりされるケース
があります。上手くやっている事例は、以下の過去記事参照下さい。
アチャ研・養鶏の「糞詰り」課題~発酵堆肥によるソリューション
まとめ:窪
水田からの転作….排水性の改善 -了-
2014.02.22 春夏作のもと肥@富田林
2014.02.22 春夏作のもと肥@富田林
野菜販売の売場でね、冬野菜のおこんだてを話し合うと
「あれが食べたい、これが食べたい」と言う主張は婆様、爺様
お子の順にはっきりしている。
しかし、好む材料野菜は世代で違う。
レタス、キャベツは30代独身か若い嫁に好まれるものの、
50代超顧客のカゴは、小松菜、ほうれん草、カボチャとある。
齢を重ねるごとに、野菜味覚の嗜好は子供の頃の体験に
帰るのではないか。体験と、POSレジのデータ眺めてて
ここんとろに「勝てる作付」の確信を得た。
そこで今夏の富田林圃場はじゃが芋とカボチャ、にんじん、
そして晩生のタマネギで勝負に出ることにしたのであります。
簡易土壌データ(6点平均 2/22)
pH 6.1 (いいんじゃないか!?)
EC 0.08 (施肥してないしね)
他…今回計ってません。すんません。
もと肥はカキガラ50kgと鶏糞300kg、米ヌカぼかし100kg混ぜたもの
を畝上に散布耕耘して、畝間から土アゲ。
セスバニア植わってた畝は、比較的軽い!ロータリーがさくっと
入ってゆく。ハーブとキャベツの畝は重いね。有機物がもっと必要。
今年もマルチ無しで富田林は進めてみます。
2014.01.24 たまねぎ達に追肥@富田林圃場
2014.01.24 たまねぎ達に追肥@富田林圃場
追肥は、量、方法、時期を皆が悩むんだよな。栽培中の固体の成り方
振る舞いをよくよく観察していると、結構プランは見えてくるかな。
●たまねぎ(晩生)
先週は、圧搾油粕をかぶもとにザラっと施肥。
これが意外に時間と手間かかる。栽培実績に差が無いとのデータから、本日はペレット鶏糞を株元に
差込み。
意外に早く、1,200株約70分で完了。
●こかぶ(耐病ひかり)
収穫できる一株70gサイズに成長してよい具合
●赤リアスからし菜
好調。びっしり生え茂った赤リアスからし菜の株元は、うっそうと暗く
いい按配に糸状菌?結構はびこっているだろ!
おまけにトンネルの中は湿度高すぎて、こいつらの活動が
結構活発。うーん、出来ればもうちょっと後から活動して
欲しいんだけどな。他の病気が少し心配。
●紅菜苔-菜の花開花!!
畝間の水は凍っているのに、トンネルの中は、そんなに温かいのか。
後ピンだけど、黄色い菜の花なのわかるかな。
もうそろそろジャガイモの準備時期だよね。2月14日は定植日!
2014.01.10 忌避緑肥で秋冬・根モノの敵を追い払う
秋にまけども、ダイコンサルハムシに新芽を食害されて、
僅かばかり残った株も肌をえぐられる様にキスジノミハミムシにかじられてしまう。
無農薬栽培でのアブラナ科の根モノ、大根、カブラは、冬の目玉ゆえに、
小さな圃場での輪作に、こいつらの食害には随分悩んできたもの。
ところが、センチュウ対策で入手したエンバク(ヘイオーツ:雪印種苗)が、
意外に効くらしいとのネタを発見。早速、昨年から試してみた。
忌避成分はヘキサコサノールというアルコールらしい。
▼農試
http://www.pref.nara.jp/22944.htm
http://www.pref.fukushima.jp/keieishien/kenkyuukaihatu/seika/h13seika/f-15.htm
▼タキイ
https://shop.takii.co.jp/tsk/bn/pdf/20031223.pdf
上記WEBでは『輪作』して効果とあったが、夏作を捨てろということか。
それはちょっとやりにくい。そこで、畝の両肩に播種する栽培で実験してみた。
●2013/7/15 栽培日記(エンバク青刈・草刈、追肥)
https://www.handsomegarden.com/715-%E5%AF%8C%E7%94%B0%E6%9E%97%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E5%9C%83%E5%A0%B4%E6%A0%BD%E5%9F%B9%E6%97%A5%E8%A8%98/
これには、思わぬ二つ目の効果があって、昨夏のように雨が少ない場合に、
エンバクそのものが50cm位にしか成長しないし、丁度良い具合に
日よけにもなってくれたように思う。
9月末にハンマーナイフかけてから、鶏糞60kgを施肥耕耘。
10/6にカブ(耐病ひかり)を播種。
11/27に間引きと追肥(米ヌカボカシ肥)。この間引きできるほどに
食害がなかったわけです。今日、間引きまで収穫したものは、
ごらんの通り、食害無し。
来年も続けば、小さい圃場輪作でも有効な耕種防除法。
次は皆さんの圃場からの報告を待っております!!
レポ:窪
2013.12.28 風雪に負けない『夢』
2013.12.28 風雪に負けない『夢』
「年明け早々にゆず使った試作加工に取組みたい」との打診。
そうこうしていると、大阪府の普及指導所から、大雪注意報でてて29日にかけてさらに降雪とのこと。水尾集落の僕らの果樹は標高370mとまさに雪が来る山間部。
早めに取りに行くかと朝のマーケットを段取った後にハサミとハシゴ積んで山へ!
亀岡をこえたところから見る愛宕山は真っ白に雪化粧。
タイヤは変えてきたが、大丈夫か?と477号線をまわると一面が雪
ゆず収穫できるんだろか….
現場は陽射が差込む南西斜面。さすがに温かいのか
雪は心配したほどではなく、さっそくハシゴをかけてゆく。
このハシゴ、ヒノキと栗で作られているもの。軽く、アルミのハシゴはかなわない。
木材確保できたら、自分に合ったハシゴを作りたいものよ。
しかしさすがに凍てつきはじめていて、半分くらいを廃棄。来年は、もっと計画的に収穫したいもの。
無農薬栽培ゾーンからさっくり一カゴ分を摘み取り作業を完了。
搾汁終了の報告も入り、来年の加工品作りは弾みがつきそう!
窪
2013.12.27 排水不良を考える@富田林
2013.12.27 排水不良を考える@富田林
大阪府雪の富田林。畝の間はたっぷりと水がたまって、なかなか
排水されない。作土層は約20cm前後と浅く、その下は粘土層。
●早生たまねぎ
植え時期を逃し、押し合いへし合い状態でも苗は育つ!このまま
2月まで放置して、定植しなおしてみましょうか。
●こかぶら
南側の日陰がちなゾーンはやはり生育が遅い。3mも北へくると
元気がどんどんでてきて100円玉まで直径が成長している。
●紅菜苔
●壬生菜
やっと株が大きくなってきているものの、霜あたりしはじめてい
るので、1月中旬までもつものか。
壬生菜がしげっている2m南の玉ねぎ苗ゾーン。畝の上に水が
たまっている。やはり草根がのびないところは土も育たないものか。
●玉ねぎ(晩生)
現状ではなんともいえないものの、一応活着。
●赤リアス
////レポート無。二週間前は良くそだってましたので….。
玉ねぎ収穫後、剪定枝をがっちりいれて様子みたいもの。
窪
2013.12.10 からし菜人気…。富田林でよく育つ。
2013.12.10 からし菜人気…。富田林でよく育つ。
●赤リアスからし菜
無農薬栽培で販路を切り開いてきた僕らの売場では、おのずと
生食野菜の人気は高くなってくる。
施肥で辛味と風味がのってくると思う野菜の一つがこの赤からし菜
エンジ色の葉っぱが程よい辛味をもっていて、茎もはごたえが良く、
気に入ってもらえる。
●たいびょうひかり(かぶら)
トンネル栽培でも、なかなか大きくなってこない。出荷は2月の中旬
からだろうか。
●紅菜苔
菜の花だけで出荷するのがもったいない様子。葉っぱを一度
お浸しにしてみるかな。
●たまねぎ
スマホ野帳で栽培ナレッジ共有勉強会
スマホで栽培課題相談!2014年の栽培を考える会 (この勉強会は終了しました)
日々の栽培記録をiphone等のスマホやipadで撮影して、野帳画像データベースに取り込みアグリチャレンジ研究会内外の知見者からアドバイスを共有出来れば悩みの一部は解決するのではないか。
ここに着想をもたれシステムの開発を進めてこられた『日本情報化農業研究所』の開発中アプリケーションを使って2014年の作付けとノウハウ共有する方法を一緒に考えてみませんか?
そんな有機農家を鍛えるミーティングを開催します。
対象:栽培現場をもっている栽培家に限ります。
現在開発中ソフトは初期版が開発完了。テスト運用を進めるための説明会を12/26に行って戴けることになりました。
使い方の説明、どのような栽培ノウハウを共有してゆくのか。栽培家にとって良い事はないか。このあたりのミーティングになります。よろしく参加下さいませ。
●MTG日時・場所
日時 2013/12/26(木) 18:30~21:00
場所 大阪産業創造館 六階 C会議室
持参 スマートフォンかタブレットPC、もしくはノートPC。そして来年の作付案
参加される場合は、栽培方針と共通の課題をテーマにブレストします。来年春作からの栽培案をざっくりまとめてきて下さいませ。
●申込
NPO法人ジオライフ協会 アグリチャレンジ研究会まで
・氏名
・主要栽培品目
をもって
電話かメールでお申込下さい。
電話 06-6232-2012
メール jim★handsomegarden.com ★を@に換えて送信下さい。
申込期限 12/20 (金)
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