有機農場
2015.03.26..窒素がすっからかんな畑でジャガイモ
2015.03.26..窒素がすっからかんな畑でジャガイモ
簡易光度計で簡単に計れる硝酸イオン値。ここから、大体
畑の表土15cmにどのくらい窒素が眠っているか判断します。
天然由来の肥料で使い易いのは油粕。今、つかっている米澤製油の
圧搾あぶらかすは、重量x5%が窒素量なんで、作物が欲しがる
窒素量を一袋(20kg)まけば1kgの窒素量と計算するわけです。
畑にいれる時は、ここに発酵した米ぬかボカシ肥を1割ほど混ぜて、
発酵分解が早く進む様しこみます。
ジャガイモを植える時期になりまして、ことしは7aばかり、畝を
立てました。天端30cm程の畝の真ん中を割って、そこに等間隔に
種芋を置いてゆきます。その間に先ほどの油粕+ぼかし肥を一掴みづつ
置いてゆきます。
気温次第なんですが、多分1週間程で芽が土の上に顔だしてきます。
収穫は七夕の頃。50kg植えたんで、400kg程収穫あがる予定。
こじんまりと実は実施、嵐の芋ホリ・レポ…2014.Oct.05
『中止しよう』…チームメンバーとの電話でイベント取りやめを連絡。
ネットの天気図を何度みたことか。結構、参加申し込みあっただけに
辛い判断。だけど草刈った圃場には、行っておかないとならない。
と僕らは早々に現場に到着。万が一あるんで、援農ボランティア連絡網にも、
無理しないようにと配信。だけど、畑つくと雨降っていないじゃん。
う~ん援農ボラを断ったのは早まったかな。。。とやることリスト前に
途方にくれていると、おはよ~と集まって来て下るモチの高い皆さんと合流。
単純にうれしい。これは飯仕込まなきゃと調理チームを編成。
こ蕪の間引きと赤からし菜は漬物になってるし、新米も上がっている。
手軽に料理を任せて、4名程で甘藷畑へ!
まずは、芋のツルを刈って、被覆してる黒いビニールマルチをはがして
ゆきます。これが結構面倒なんだな。ためしにこそっと抜いてみると、
2kg級の鳴門金時があがってきた。だから肥料やりすぎなんだってと
思ってみても後の祭り。参加者で掘り始めると、でかいでかい。
少ない人数でひとしきり掘り起こしたところで、ゲストさん達にせっかく
だから栗拾いへ案内。これが意外に楽しんでもらえたようでで、皆夢中。
ちょうど昼食できたよ~とタイミングよくコール。
野菜の甘みだけで仕立てたスープと漬物、新米だけ。これをみんなほおばり
ながら、芋、栗をどう食べるか食べることに話題がつきない一日でした。
次は晴れろよな!
ウダウダOnion植えるDayの御案内….
11/3(祝) 朝から玉ねぎ苗を植えて、ヤタガラス神社のお祭り
楽しむ宇陀の休日。詳細は comming soon!
こじんまりと実は実施、嵐の芋ホリ・レポ -了-
2014年8月3日 ハンサムガーデン収穫祭への御招待
ハンサムガーデン 夏の収穫祭への御招待 里山の実りを 味わいにいらして下さい。 2014年8月3日 |
いつも僕らの活動に理解とサポートを戴き、ほんとうに有難うございます。
今年よりスタッフ4名と有機農業講座受講生で耕作しはじめた宇陀農場ですが、
身欠きニシンを追肥に振舞った野菜も4番から5番果と味がのった、美味しい
実入りの頃合を是非、皆様と分かち合いたいと収穫祭を企画させて戴きました。
御家族、御友人をお誘いの上、是非宇陀においで下さいませ。
1. 開催日時 8月3(日) 13時~15時
収穫体験を希望の方は9時に圃場へいらしてください。
電車・バスのアクセス
近鉄榛原駅下車、東吉野村役場行バス(10・15系統)
池上バス停下車徒歩5分
3. 参加費:\1,500円 小学生以下無料
4. 申込期限 8月1日
準高冷地で、どこまで夏レタスをひっぱれるのか。-中間報告-
25度過ぎると休眠モードに入るレタス。発芽するには冷蔵庫でなんて
アドバイスが野菜づくりガイドやらに書いてあるくらい、高温に弱い。
夏、7月越えて玉レタス出してくるのは、長野県で標高1,000m超える
エリアなのも、こうした生理特性から考えると納得できるものよ。
僕らの百井圃場、真夏の早朝(丑三つ時?)にトウモロコシ収穫する
時間の気温は18℃。昼間の温度をなんとかやり過ごせれば栽培できる
のではと昨年から小さくチャレンジ。そこで出てきた課題は;
●乾燥
・真夏日が続くと、乾燥がすすむ。これには、圃場の底盤付近を押水
が常に流れているような農地、それも水田跡地ならば..とあたりを
つけた。
●病気障害
根腐れ二大要因は、ネグサレセン虫とフザリウム菌
・ネグサレセンチュウ対策
たまたまなのだがアブラナ科を食害するキスジノミハミ虫とダイコン
サルハムシ対策に雪印種苗のニューオーツ(燕麦)を緑肥として多投して
きたところ、こいつの根がネグサレセン虫を捕獲してくれる。
・フザリウム菌対策
無農薬栽培、肥料も天然由来の資材のみを使う僕らは、こいつらをたたく
ために拮抗する微生物相を豊かにするしかない。
これまで基肥に乾燥鶏糞を使うとどうもこいつが激発する畝がある。
一方、野草が多様に生えていて、不耕起、播種直前に根圏幅のみ管理機で
中耕する畝、に米ぬか醗酵ボカシ肥を追肥でやっている場合にはまずでない。
百井圃場で草生栽培3年目。多様性という輪作を加速するような栽培と
畜肥をいれない栽培なら回避効果高いのではないか。
あと、カニ殻粉末施用によるキチナーゼを試してみたかった。これは
8月栽培に施用予定。
・すそ枯れ病と軟腐病
排水不良と根・茎・葉の傷から糸状菌、そしてリゾクトニア菌の進入を
許すと発生とある。対策は明渠、高畝、木陰(白黒)マルチ、そしてなにより
ぎりぎりの減肥でやってみる。
そして何より品種。暑い時期をこなしてくれるレタス品種が欲しいぞ!
ここは指導を仰いだ種苗メーカーがフォローしてくれた。
6/28出荷を始めて、第二群までなんとか出荷できている。このまま
もってくれ…。とレタスに声かける毎日。
準高冷地で、どこまで夏レタスをひっぱれるのか。 -了-
2014.06.27 夏レタス(#1グループ) ~播種から出荷66日
2014.06.27 夏レタス(#1グループ)栽培記録 ~播種から66日目の出荷~
5/23 活着
上部サイズに比して茎、根が思ったより小さい。これなら畝幅狭く、株間30cm程度でも
OKなのではないだろうか。
準高冷地ならではの6月末出荷。第2・3グループが真夏栽培に突入してゆく予定。
夏レタス(#1グループ)栽培記録 ~播種から66日目の出荷~ -了-
2014.06.13 大量の刈草を水田転作圃場に投入。
日本情報化農業研究所との連携で、彼らの試行してきた循環型栽培
方法を採用。今回の圃場では手軽に手に入る刈草を投入することに
なったのでした。
新たに確保した水田跡地。明渠(排水路)を掘って、少し乾いて
きたところに、 刈り芝を2tダンプ(およそ800kg)で14杯投入。
厚み50cmほどで4a(400㎡)ほどをカバー。
このまま梅雨の雨にうたせて、作土上で堆肥化させてゆきます。
とレポではさらっと書きますが、小ぬか雨振る中二日もかかった現場は、
目つきが変わる、ハードな作業…。
刈り芝といえど、たっぷり水を吸っており、おまけにコンパネで
左右のあおりを高く確保したダンプに積み込むと結構な重量です。
そもそも梅雨場の水田に入ろうなんぞどだい無理っぽい話。
1日晴れてもなかなか土が締まろうはずもなく四駆をもってして
も埋まる埋まる。脱出に使ったアルミブリッジはぼこぼこに変形。
おまけに水路にダンプを落としてしまい、こいつにはチーム全員が
悩みました。
なんとか芝の置き場から搬入できた刈草の山は圃場のたった13%。
目標の後12%をなんとか来月にはカバーしたいもんです。
今回は精神的に疲れた圃場整備となりました。ただ、この資材試験
の結果では、水田圃場の転作ががらりと変わる。
確信の現場はなにかと過酷なもんです。 だけど、すべて現場で起きてるんだよ!
大量の刈草を水田転作圃場に投入 -了-
2014.06.08 有機農業講座 DAY3 中耕・追肥
有機農業講座Day3(6/8) 振返レポ
実践型研修を旨とする当講座も第三回目。栽培家にとって貴重な梅雨
の晴れ間にはやることがいっぱい。だからこそフレームワークの学びを
大切にしてゆきましょう。
●座学:作付計画1
何をどれくらい、誰にいつ売るのかを考えて作物を作る。栽培農家は
作物を有利に販売してゆくために計画を立てるべき。
とするなら、検討されるべき要素は
・適地適作
自分の耕作地には何をいつ栽培するのが向いているか知ること。
・輪作
続けて同じ種類の植物を栽培すると土のバランスが崩れて、連作障害
を起こしやすいです。
望ましくない作物を場所を移して
栽培してゆく輪作体系を計画しよう。
・営農リソース
保有している耕作機械や人員でまかなえる収穫量を知ること。
・販売先
作物を買ってくれる顧客が何をもとめているのか。
作物には旬があり、最もおいしくなる旬には他の栽培家も同じ種類の
産品をマーケットに出荷されて競合が増える!
そこで勝ち残るために、美味しい野菜を作ってゆきましょう。
(作付計画2に続きます。)
●本日の実践圃場
1.中耕
畑には野草も生えてきます。これを取り除いてゆきます。
鍬を自在に使い、必ず手前から奥へと細かく鍬を入れてゆくのが削ぎ
残さないポイント。
2.追肥
野菜に栽培全期間にわたって求められる栄養を供給するのが追肥作業。
肥料袋の成分表示を参考に、植物が必要としている肥料を補いましょう。
★今回使用した肥料
山崎製油製、(菜種)圧搾油粕
有機肥料の代表格です。比較的窒素成分の硝酸化に時間がかかり肥効発現が
ゆっくりと言われています。今回使用しているものは菜種の絞り粕です。
ただし発芽阻害物質を持っていて播種直前には使わない方が無難なようです。
★魚粕
生魚の水煮から水分と油分を圧搾し乾燥した粉末です。値段が少々お高いの
が辛いところですが、動物性タンパクの分解過程ででてくるアミノ酸が
作物の味を良くすると言われています。
今回は茄子の肥効発現が良くて(新葉が濃い紫でしたね)追肥を見送りました。
株元から離した表土に左は油粕、右は魚粕と筋状に撒いて鍬で土と軽く混和。
これが雨に打たれ水分を得ると微生物により有効な成分(タンパク質、アミノ酸、
アンモニア)に分解されて吸収されるようです。
以上、中耕作業と追肥について振返レポートを有機畑からお届けしました。
●師匠のひとしな
京都の茄子産地-太秦-。この地に長澤農園があります。その農園から
初ものの千両茄子が届きました。受講生のみなさんに一袋づつお土産です。
早速焼き茄子に仕上げて戴きました。
一本目はそのままで戴きました。
二本目は少し白しょうゆを落として。
何年やればココにゆけるものかな。
Day3 レポート 中耕・追肥 -了-
2014.05.07 レタス種苗メーカーでレタスの一生を学んだレポ
2014.05.07 レタス種苗メーカーでレタスの一生を学んだレポ
朝まだき天理の朝、標高500mのハンサムガーデン春日台寮の気温0℃。
準高冷地をなめてはいけない。この標高を味方につけて、できるレタス
栽培を習おうってわけ企画したセミナー。
レタス専業の種苗メーカー、ツルタのタネ担当者に指導を受けたいと
集まった仲間は8名。奈良春日台発、京都南経由、夏レタスの聖地、
川上村を目指して5:30に出発!
予定通り1時間早く、川上村に着いたもんで、参加メンバーの一人が
15年前にレタス栽培参加してた農家さん家を訪問♪
これがさ、目からウロコなノウハウのかたまりだったのよ。マルチの
間隔や畝立て成形機。マルチ穴あけ機なんて、誰もが欲しがると思う一品。
現場にしかないノウハウって結構あるもんだよね。悩んだときは、上手
くいってる農家を訪ねるべき。
新しい農家仲間との交流もそこそこに、本日の主たる目的
ツルタのタネ長野育種所に到着。
事前に標高500mの準高冷地で 夏 レタスをやりたい.,..それも天然
由来の資材のみで….。
いろんな病気があって、それらをどう防除するのかが課題。とりわけ、
水田からの転作圃場ゆえ土づくりが課題になるよと。
収穫まで、レタスの一生で欲しがる10a換算の肥料成分は;
【N:8kg P 1.1kg K14.1kg】
窒素、こんな少ないの?それでもって、カリウム14kgってどうよ?
あとは、変形、生理障害を考えた、レタスの一生の時間配分を学べたのが
大きい。
応対下さった担当さんのアドバイスは首尾一貫して、栽培を考える力を
栽培者に植えつけようというもの。こうした指導が一番有効なんだよね。
夜は農家民宿という名のビジネス旅館(笑)夕食8:00に駆け込みで
栽培どうする?会議は続いたのでした。
レタス種苗メーカーでレタスの一生を学んだレポ -了-
有機農業講座 Day1 5月11日のレジュメ
ハンサムガーデンの有機農業講座2014、5月11日いよいよ開講です。
圃場は苗の手配、灌水ホースの手配などてんやわんやですが、連日
サポートチームは着々と「やることリスト」をこなして、受け入れ態勢の
整備を進めています。
さて農業講座に参加いただくにあたり、以下のものを準備下さい。
●受講料 140,000円
5月11日までに以下までお振込みをお願いします。
・銀行から振込みの場合
ゆうちょ銀行 099(ゼロキュキュウ)店 当座 0311703
口座名: トクヒ)ジオライフキョウカイ
・郵便局から振り替えの場合
口座番号 00950-2-311703 トクヒ)ジオライフキョウカイ
●汚れても良い農作業の装い
・長袖のシャツ(真夏でも必須) 古いワイシャツ等でもOKです。
・長ズボン
・軍手などの作業用手袋
・汗ふくタオル
・長靴
・帽子(日除けに必須です)
・筆記用具(大学ノートと鉛筆でOKです)
・出来ればデジカメ、スマートフォン等
●5/11 の 予定
▼長靴など身の回り品を現地で買い揃えたい人は当日ホームセンターに案内しますので、榛原駅前に10:30集合下さい。
当日の連絡先は窪 090-8192-4900 迄よろしくお願いします。
▼講座開始
12:40 ハンサムガーデン榛原池上圃場 管理棟にて受付開始
★昼食を済ませて、現地に集合下さいませ。
集合場所の地図:http://goo.gl/VI2Uck
13:00 開講の挨拶と運営チームの紹介
13:10 塾頭 長澤源一氏によるプレゼンテーション
14:00 農作業実習
16:00 片付け、終了
●当日までの連絡先
NPO法人ジオライフ協会
有機農業講座係
電話 06-6232-2012
FAX 050-3737-8136
メール jim★handsomegarden.com
★を@に変えてメール送信下さい。
皆様と1年間学んでゆける体験をたのしみにしております。一緒に循環型農業が生み出す未来を考えてゆきましょう。
窪 一
2014.05.07 夏レタスのふるまいを教えてもらうセミナー。
●夏どりレタス・チャレンジャーのためのセミナー
夏どり(7~8月)レタスは、いろんな障害が立ちはだかります。
★平均気温が25℃を超える。
☆雨が良く降る時期に重なる
★病気も出やすい。
白黒マルチを使って、取り組むにしても、どの品種がむくんだろうか…。このあたりを
長野県のレタス種苗メーカーにレタスのふるまいを教えてもらい、
考える力を養い、実践につなげます。
気温25℃を超えると眠ってしまうレタスの夏栽培はとても難しく、標高1,000メートルを超える長野県が主たる産地です。
この長野県でレタス品種の種苗メーカー”ツルタのタネ株式会社
“にて、デリケートなレタスという野菜のふるまいを教えてもらい、メーカーの担当者交えて栽培のノウハウを皆で考えるセミナーです。
●交通費(奈良・京都⇔長野県育種場)、宿泊代、食事(夕・朝)、セミナー代 7,980円
アグリチャレンジ研究会スポンサーより一部補助があり格安です。
●スケジュール 集合場所
5/7
5:40 奈良集合場所 春日台カントリークラブハウス前 集合
7:00 京都集合場所 京都市営地下鉄竹田駅東側ロータリー前 集合
14:00 つるたのタネ㈱長野育種場 セミナー
19:30 夕食、
21:30 検討会
25:00 就寝
5/8
07:00 朝食
08:00 泊地出発
13:00 京都市営地下鉄竹田駅 着
14:30 春日台カントリークラブ 着・解散
●研修会場
ツルタのタネ㈱長野育種場
長野県南佐久郡川上村大深山1193-4
●宿泊先
農家民宿ごぼーでん
〒399-8303 長野県安曇野市穂高 3580-1
●申し込み
NPO法人ジオライフ協会
電話 06-6232-2012 FAX:050-3737-8136
オンライン申し込みはこちら
までお申し込み下さい。