体験イベント
農的暮らしにヒントになれば…!2014年下期・研修生募集
え~、言葉にすると「明日へ繋げる充足した生き方と農業を考える」
ハンサムガーデンは、そんな想いで廻っているプロジェクトです。
この度、研修生と一緒に活動することで、これまでの知見を伝えながら、
再び僕らの学びを柔らかく深めようとの想いもあり、研修生を募ります。
●里山と都市の交流がもたらす価値と利益インパクトは何か。
●価値経済へシフトする社会環境下で、農業により暮らしを賄える安心を得る。
●総生産と言うものさしから、簿外にあった先進国”日本”の農本的暮らしモデル。
さて、参加方法はステップ毎に三つあるかと思っています。
★はじめかた、その一…..体験実習で様子をみてみる。
宇陀市域で農薬や化成肥料を使わず、考える農業を実践しています。
この実践農場で循環型農業の日常を体験戴いています。まず、この体験実習
に一日から数日参加してみると僕らが追いかけている農業といろんな農業への
入り口を考えるきっかけが作れるのじゃないかな。
はじめかた、その二…..有機農業講座をサポートしながら有機栽培に触れる。
京都・太秦の長澤源一氏を招いて毎月2回有機農業講座を開講して
います。年間通してこの講座を受講戴く方法もありますが、この講座を
サポートしながら実践農場に出てくると学びは深まります。寮がありますので、
農場近隣にステイしながら有機栽培を実習いただけます。僕らからの提案
その二はこんなスタイルです。
はじめかた、その三…..栽培・販売実習で営農の組み立て方を学ぶ。
どんな農業がやりたいですか?独立して就農するのか、組織に参加して人生
を組み立ててゆくスタイルもあります。そのいずれにおいても、届ける先の食卓
を連想できる力が営農の必須要件と僕らは考えています。実践農場で営農作業を
行いながら、都市部(大阪市西区)で運営している野菜販売ショップの出荷場にて
販売を行う実習生は報酬を得ながら農業を学んで戴けます。
いずれのはじめかたでも、寮に泊まって戴きながら、僕らの農業を体験戴ける準備があります。
日々取り組む栽培技術の習得もさることながら、僕らが想定している
研修生像は、思いっきり都市部で働いているのに幸せじゃない、農業を
始めてみたいけど生活してゆけるのか不安だとか、どうすれば農的キャリア
を描けるか掴めずにいるといった皆さんです。ハンサムガーデンは、
そうした人々の為に創業したと考えています。
興味を持ってくださった皆さんに豊かな農的人生を送る一助になれれば
と思い、参加のお問合せをお待ちしております。まずは、農場を訪ねてきて
みてください。きっと何かをお伝えできると思います。
電話 06-6232-2012 FAX 050-3737-8136
メール jim★handsomegarden.com (★を@に置き換えてください)
もしくは お問合せフォーム
圃場運営リーダー 窪 一
2014.06.15 有機農業講座 Day4(6/15) 支柱立と誘引ネット
振り返りレポ4回目は支柱立てと誘引ネット張りです。
根圏での水・無機物(肥料成分)の吸収、葉の光合成が活発になる栄養成長
ステージのふるまいを育ち具合を観察しながら伸ばしてゆきましょう。
●実習圃場
1.) 千両茄子の支柱と誘引
茄子の支柱立て誘引の紐を縦横に張りました。これは光が樹全体に
良くあたる様に枝を広げるためです。長澤流では、枝は三本仕立。
一番花直下のわき芽2本を伸ばしています。
花を徹底して落とすのは、茎を作る成長に養分を使わせるためです。
次回は、茄子の花を見て栄養状態を判断する指標も学んで戴けると思います。
2.) 三度豆の支柱とネット誘引
長く楽しめるいんげん、三度豆。黄檗山・万福寺の開祖、隠元導師に
その名の由来があると聞きます。背の丈にネットを張り誘引、伸ばして
ゆきます。
3.) レタスの収穫
レタスにとって、25℃を超える気温は厳しいもの。結球葉が立ち上がり
どうしてもタケノコ球状にあります。いくつか結球しつつあるものを
お持ち帰り戴きました。
●座学 作付計画Ⅱ
1.) 作業能力のリミットを考える
どのような農業をやりたいのか。実はこのコンセプトをしっかり持つ事が
営農立案の柱。そのための考え方は;
・リスク分散しよう。
品種をすくなく栽培すると、効率良いんだけど、薬を使わない栽培では、
病気でたら収穫物が無くなります。そこで十数種類の栽培を同時に行うのが
リスク分散手段の一つです。
・収穫作業の適合性を考えよう
夏野菜の収穫作業は、だいたい重なっちゃうんですよね。作業の段取り
(スケジュール・量)を見通しておくことが肝要です。
・連作障害を避ける
肥料の残り具合も大事ですが、同じ科の植物を作り続けると良いことは無い。
ここんところを回避する輪作を考えましょうね!と言うのが主旨。
春夏秋冬、それぞれのシーズンで中心に据える作物がでてきます。この品種
を軸に畝の栽培記録を残して、輪作体系を組み立てましょう。
例ですが、ナス科(ナス、ジャガイモ等)→豆類(インゲン、枝豆)→アブラナ科(白菜等)といった栽培を繰り返すものです。
・太陽熱消毒
適期は暑くなる梅雨明~8月下旬。畝を立てて、たっぷり灌水した後に透明の
マルチを張ります。暖地で最低2週間放置すると、マルチ下の地温は60度を超え
作土数センチ下のカビ、細菌、野草種子の密度が減ります。
●7月の有機農業講座
7月6日(日) 第一日曜日
7月14日(日) 第三日曜日
皆さんの参加、お待ちしております!
講座振返りレポDay4-支柱立てと誘引ネット張り -了-
2014.05.25 有機農業講座 DAY2 かぼちゃ苗、さつまいも苗、おくら播種
早朝の曇天から晴れやかな夏日となった宇陀のハンサムガーデン。
何がハンサムかと?もちろん野菜と受講生をはぐくむ里山の景観です。
この地で有機農業の中身をギュッと絞って、短期間でノウハウを会得してもらおうというインテンシブセミナーが本講座の目指すところ。
そんなこんなでDAY2のテーマは振り返りと引き続き夏野菜種苗の定植(テイショク=苗を植えること)と播種(ハシュ=タネ蒔くこと)です。
ですが、まずは座学からスタート!
●座学 【肥料】
栽培家にとって肥料は実に深遠なテーマです。我々と違って、
植物は有機栄養を必要とせず、必須な元素として炭素(空気から)、
水素(水を分解)、多量要素:窒素(N) 、リン(P)、カリウム(K)
微量要素:マグネシウム、カルシウム、カルシウム、硫黄、塩素
鉄、マンガン、亜鉛、銅、モリブデン、ホウ素を必要としています。
★施肥
全面施肥ー労作負担が少ないが流亡しやすいデメリットもある。
作状施肥→植え溝にかためて施すものだが、労作負担大。
★量
育てたい野菜が育つのに必要な量がある(施肥基準、標準施肥量で検索)。
だいたい10a(1,000㎡)でどれくらい必要とされかとして整理されている。
目安量は標準施肥量のちょっと足りないぐらいの8割程度。
残肥(前作の残り肥料成分)もあるし、気温によっても必要量変わる!
その他、土壌の消毒、ミミズは友達!などなどいろいろと学んだ
30分でした。この後、いよいよ実習。
●本日の苗と種
・ミニカボチャ(品種ほっこり姫:タキイ種苗)
4/11播種、ハウス育苗したもの。
150cm間隔で定植
・サツマイモ(品種:パープルスィーツロード、紅あづま、鳴門金時)
マルチにカッターで切れ目を入れて、最初の芽を残して、指第一関節深さ
に舟型に定植。間隔は65cm
・ニンジン(品種 夏蒔五寸:アサヒ交配)
畝の天端90cmに四条の植え筋を筋切鍬でつくる。この溝にたっぷりと灌水
ここに種を手びねりで前に向いて蒔いてゆく。
のだけど、この手蒔きが難しい。また、光好性種子なので、光が届く様に
軽く覆土。
・おくら(タネ)
一晩、水につけて発芽処理した種を植穴に3個づつ。軽く覆土。
●前回植えた苗たち
・千両茄子
いや~うれしい一番花!だけどちぎって取り去ることになりました。これは
茄子の特性で生殖成長(子孫残す花着けたり実をつけたりする成長)と栄養成長
(つる、幹を伸ばす成長)が同時に進行するので、早い段階で花や実に栄養を取
られないようにするためです。
葉っぱが2~3枚増えるたびに次々と花芽をつけますので、三番花ぐらいまで
は花を落としましょう。
●作った野菜は7月中旬ころからガンガン収穫します。
7月中旬ころより毎回kg単位で野菜をお持ち帰り戴くことになります。
皆さんが持ち帰る他、ハンサム・ベジタブルマーケット(大阪市内の店舗と
通販)で販売してゆきます。
ちなみに昨年実績では;
・パープルスィーツロード 500g 220円(圃場出値、店頭では320円)
2kg前後/株
・鳴門金時・紅あづま 500g 180円
2.5kg前後/株
・千両なす 3本 140円
・青なす 3本 150円
・ミニカボチャ 800g1個 340円
といった販売実績があります。これからかける手間、収穫量、そして
流通と出てゆく流れをオープンにしてゆきます。参考になさって下さいませ。
●そして次回6月8日のDay3では…。
・追肥、間引きとやることいっぱいの予定です。
6月の農業塾は6月8日と6月15日に変更して開催します。
Day2 レポート 了 窪
2014.05.07 夏レタスのふるまいを教えてもらうセミナー。
●夏どりレタス・チャレンジャーのためのセミナー
夏どり(7~8月)レタスは、いろんな障害が立ちはだかります。
★平均気温が25℃を超える。
☆雨が良く降る時期に重なる
★病気も出やすい。
白黒マルチを使って、取り組むにしても、どの品種がむくんだろうか…。このあたりを
長野県のレタス種苗メーカーにレタスのふるまいを教えてもらい、
考える力を養い、実践につなげます。
気温25℃を超えると眠ってしまうレタスの夏栽培はとても難しく、標高1,000メートルを超える長野県が主たる産地です。
この長野県でレタス品種の種苗メーカー”ツルタのタネ株式会社
“にて、デリケートなレタスという野菜のふるまいを教えてもらい、メーカーの担当者交えて栽培のノウハウを皆で考えるセミナーです。
●交通費(奈良・京都⇔長野県育種場)、宿泊代、食事(夕・朝)、セミナー代 7,980円
アグリチャレンジ研究会スポンサーより一部補助があり格安です。
●スケジュール 集合場所
5/7
5:40 奈良集合場所 春日台カントリークラブハウス前 集合
7:00 京都集合場所 京都市営地下鉄竹田駅東側ロータリー前 集合
14:00 つるたのタネ㈱長野育種場 セミナー
19:30 夕食、
21:30 検討会
25:00 就寝
5/8
07:00 朝食
08:00 泊地出発
13:00 京都市営地下鉄竹田駅 着
14:30 春日台カントリークラブ 着・解散
●研修会場
ツルタのタネ㈱長野育種場
長野県南佐久郡川上村大深山1193-4
●宿泊先
農家民宿ごぼーでん
〒399-8303 長野県安曇野市穂高 3580-1
●申し込み
NPO法人ジオライフ協会
電話 06-6232-2012 FAX:050-3737-8136
オンライン申し込みはこちら
までお申し込み下さい。
2014.02.05 ちっこい農家が客と出会う方法を学ぶセミナー
2014.02.05 ちっこい農家が客と出会う方法を学ぶセミナー <このセミナーは終了しました。>
大阪の西区江戸掘。ここで当団体は野菜販売所を運営して四年目になります。
自分達と仲間の野菜や加工品も少し置いたりしたこのお店では半分が予約、お客さんがリピートしてくれる交流拠点になってきています。
このハンサム・ベジタブルマーケットを運営してきた経験から;
1. ハンサム・ベジタブルマーケットの顧客分析
2. 顧客に伝わる独自性の情報化方法
3. うまくいった、お客さんの増やし方
を自らもちっこい農家であるプロジェクトリーダーの窪 一が解説します。
街のお客さんに、ちっこい農家が『この産品うまいねん』を知ってもらうための誰でも出来る方法をひもときます。
●内容
ハンサム・ベジタブルマーケットの実情から;
1. ハンサム・ベジタブルマーケットの顧客分析
2. 顧客に伝わる独自性の情報化方法
3. うまくいった、お客さんの増やし方
昼食
4. 受講者の事例を実際に情報化するグループワーク
ジオライフ協会の会員、出荷者は 昼食代 1,000円のみ負担下さい。
●参加費: 1,000円
・昼食は キッチンハウスにちにち の特別メニュー
●日時 2014年2月5日(水) 10:30~14:00
●場所 キッチンハウスにちにち 3階スタジオ
所在地:大阪市西区土佐堀3-4-18
googleマップ http://goo.gl/4Ft3Jo
地下鉄阿波座駅9番出口から徒歩10分
●申込
NPO法人ジオライフ協会 ちっこい農家支援係まで電話かメールでお申込下さい。
電話 06-6232-2012
メール jim★handsomegarden.com ★を@に換えて送信下さい。
申込期限 2/1 (土)
【1/18 追記】既に15名程集まっており、後5名程の参加枠です。
お申込はお早めに。
スマホ野帳で栽培ナレッジ共有勉強会
スマホで栽培課題相談!2014年の栽培を考える会 (この勉強会は終了しました)
日々の栽培記録をiphone等のスマホやipadで撮影して、野帳画像データベースに取り込みアグリチャレンジ研究会内外の知見者からアドバイスを共有出来れば悩みの一部は解決するのではないか。
ここに着想をもたれシステムの開発を進めてこられた『日本情報化農業研究所』の開発中アプリケーションを使って2014年の作付けとノウハウ共有する方法を一緒に考えてみませんか?
そんな有機農家を鍛えるミーティングを開催します。
対象:栽培現場をもっている栽培家に限ります。
現在開発中ソフトは初期版が開発完了。テスト運用を進めるための説明会を12/26に行って戴けることになりました。
使い方の説明、どのような栽培ノウハウを共有してゆくのか。栽培家にとって良い事はないか。このあたりのミーティングになります。よろしく参加下さいませ。
●MTG日時・場所
日時 2013/12/26(木) 18:30~21:00
場所 大阪産業創造館 六階 C会議室
持参 スマートフォンかタブレットPC、もしくはノートPC。そして来年の作付案
参加される場合は、栽培方針と共通の課題をテーマにブレストします。来年春作からの栽培案をざっくりまとめてきて下さいませ。
●申込
NPO法人ジオライフ協会 アグリチャレンジ研究会まで
・氏名
・主要栽培品目
をもって
電話かメールでお申込下さい。
電話 06-6232-2012
メール jim★handsomegarden.com ★を@に換えて送信下さい。
申込期限 12/20 (金)
2013.12.10 柚子の木の上では20kt(風力5)の風
2013.12.10 柚子の木の上では20kt(風力5)の風
小雨と風吹きすさぶ中、水尾の柚子園に集まった援農ボランティア
隊第一陣6名。
特製はしごと、110個の収穫用コンテナを果樹園に搬入することから
作業開始した直後に集落の方との勘違い・行き違いがあって、作業中断。
皆さん、俺は聞いてない…から始まるのだけど、話し合うと一応納得。
一番、理解あったのが自治会長!
作業再開で、 柚子収穫のコツ、「落ちたら拾わない。」
「(鋏で)挿してしまったら廃棄」「ヘタを可能な限り切り落とす」
「手が届かない柚子は無理にとらない」
『救急車呼んでも2時間必要!自分の身は自分で護る』
しかし、取り残しは無い様に!といった説明の後、特製はしごの使い方を
見よう見まねで覚え援農ボラ隊は果樹園に散開。
めいめいにスタートするものの、悲鳴?があちこちから聞こえる。
皆、頑張っている。溶接用の肘まである皮手袋でも柚子のトゲを防ぎきれず、
刺さっちゃうのよね。
特製はしごは13段。柚子の木の最上部から顔出すと、頭の位置は
4m超….。過酷な作業なんだけど、柚子の香りに皆さん危険が麻痺
しがち。
昼飯後から、がしがし収穫するも本日は24コンテナ。本日までの
収穫量 600kg….。予定に400kg足りず作業終了。
今夜の宿は宇多野YH。晩飯囲んで、明日からの作業を打ち合わせた
のでした。
明日は3名のボランティアが参加予定。400kgは収穫して欲しい!
まとめ:窪
柚子の木の上では20kt(風力5)の風 -了-
2013.12.09 柚子の香包に包まれ滑落..!
自らの形態を変形してでも枝ぶりに張り付く果実に、僕らの
未来を重ねている。
ここまで食い込めたら…大したもんだろ!団体の活動も
こうありたいものよ。
柚子収穫、お手本見せるつもりが2回はしごから滑落。
収穫は一人130kg(目標200kg)と計画通りには行ってない。
明日からは、剪定が進んだエリアの収穫も平行して行うので
なんとかなる予定。
このコンテナで100箱収穫…。
収穫すると、柚子の香りが立ち込めて、酔いそうになる。
このアロマに含まれる成分は、副交感神経を活発に立ち上げる
利得がありそうなもの。
ともあれ、強烈なスパイクと早い日暮れにココロを残して、
水尾を撤収。
帰りの車中、15日イベントの昼食メニューで盛り上がって
きた。チームメンバーに共通する個性は:
『喰うコトになると時間を忘れる』
営農事業スタッフに必須の素養だといえます。
2013.10.23 アチャ研・活動報告”発酵ぼかし肥を効かせてゆこう”セミナーDay2レポ
2013.10.23 アチャ研・活動報告”発酵ぼかし肥を効かせてゆこう”セミナーDay2レポ
栽培農家の身近にあり、しかもほぼ無料で大量に手に入る資材『こめぬか』。
こいつはそのまま土に入れてもなかなか分解しないし、肥料としての早期の効果が期待しにくい。それゆえに昔から農家は、発酵により極上の肥料「ぼかし肥」を作ってきたのでした。
アグリチャレンジ研究会では、実践家の「野田さん」を講師に招いて、9月のDay1で座学、続くこのDay2で「ぼかし肥づくり」を受講者に体験戴く企画を実行したのでした。
■こめぬかをどうしたいのか
『発酵』させたい。その前に微生物の違いを知っておくこと。
1.)嫌気環境(酸素をなるべく与えない)
乳酸菌群や酵母菌群が繁殖しやすくなる。
・あんまり温度あがらない 40℃くらいまで
・乳酸菌活発に増えるとpHが下がる(酸性になる)
2.)好気環境(酸素を積極的に供給する)
糸状菌(こうじやかびの仲間)や納豆菌などが繁殖しやすい。
・温度が上がりやすく、50℃を超えてくる場合もある。
・熱くなりすぎたら、広げて温度下げる
・水分多すぎると腐敗もしやすいので注意。
■こめぬかに加水 水分量60%って?
水を少しづつ時間かけてまぜる。加水した水は取り除けないから、初心者は水を多くいれすぎる。(受講生全員が失敗しました。)
目安は手で握ってもボロッと崩れるくらい。
■たね菌をくわえないの?
自然環境に有用な菌もたくさんいるので、まずは自然に発酵が始まるプロセスを体験してみましょう。
■容器を密閉(嫌気)するのか?空気(好気)を加えるのか?
切替すと(混ぜること)空気が入って好気環境になり、密閉していると嫌気環境になる。コウジやけかび、クモノスカビを活用するなら好気環境。乳酸菌群を積極的に使うなら嫌気環境に誘導する。
■温度を意識的にみよう。
安い温度計で十分。温度で発酵状態を有る程度知る事ができる。
・40℃前後をうろうろ → 好気環境なら麹による糖化が進んでる。
・50℃超えてきた。糸状菌が増えている → 納豆の匂いあれば納豆菌活動してる。 ・30℃より下がってきた → 乳酸菌群増えてる可能性有。
■しあがりの目安
望ましいのは、アルコールの匂いが漂ってくると成功!乾燥させて、通気性の良い麻袋などで保管しましょう。
■施肥方法
1.) ぱらぱらと畝の上からふりかける。(追肥の場合等)
2.) こめヌカと混ぜて土にすきこむ。(基肥として使う場合)
3.) 株中心から20cmほど離して深さ5cmの穴掘り一掴み程度入れる。
4.) 株の周囲に同心円状にまいて上から藁や草で覆う。
受講者は自分の発酵容器を持ち帰り、それぞれぼかし肥づくりを実践することにしたのでした。
昼食は甲賀で畜肥使わない栽培されている山崎さんを訪ねて、お野菜としし肉のバーベキュー!
それぞれ営農の悩みや課題を語り、どう解決してゆくのかを共有。
こうした仲間との交流から、学べる機会を得てもらえるのだと思います。
食後、剪定枝堆肥場を訪問。六ヶ月で分解がどう進むのかを確認。
施用されたトマトハウスを訪れ、栽培のコツを視察したのでした。
豊かな微生物による環境づくりに助けられる農業。そうした環境づくりと学びの機会をアチャ研は提供して行きたいと思います。
窪
2013.10.23 セミナー「発酵堆肥・ぼかし肥を効かせてゆこう」 Day2
2013.10.23 セミナー「発酵堆肥・ぼかし肥を効かせてゆこう」 Day2(全二回)
●このセミナーは終了しました。多数の参加、有難うございました。
循環型農業では、手に入る身近な資材を積極的に活用することで生産管理費を抑え、環境への負荷を減らせます。
9月の座学で紐解いた、身近にあって安価に手に入る素材「米ぬか」を極上の肥料に変身させる発酵のプロセスを実地で学びます。事前に仕込んだ発酵米ぬかとを使って、当日は仕込みのコツ、施用の基本について学びます。
●日時
2013年10月23日(水) 9:00~13:00
●講習場所
信楽・野田養鶏場
集合場所:ほんまもん市前(プロムナード青山(草津)
http://honmamon1.com/guide/map.html
●会費
参加費 1,500円 (アグリチャレンジ研究会、畑クラブのメンバー、ベジマの会員さん)
参加費 2,000円 一般参加者
持参するもの:持ち帰り用の発酵用ポリバケツかポリ袋(20リットル~40リットル)
乾燥米ぬか10kg。
★事前予約戴ければ、発酵用の容器と米ぬかを1,000円で用意します。
●申込方法
事務局までメール、もしくはお電話で申し込みくださいませ。
・参加者指名
・所属団体名
・連絡先電話番号とe-mailアドレス
・参加人数
申し込み先 NPO法人ジオライフ協会 アグリチャレンジ研究会係まで
電話 06-6232-2012 FAX 050-3737-8136
—————-<講師紹介>——————–
野田 勲
自然農圃場と平飼養鶏場を論理的に考えて営農。品質の高い野菜づくりと野菜の販売所(ほんまもん市)を経営。どのような微生物による発酵が目の前の栽培課題を解決してゆくのかをひもときます。
Day2(10月23日)では、滋賀県甲南にある平飼養鶏場で、発酵ぼかし肥料作りを体験するワークショップを開催します。
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