アグリチャレンジ研究会
発酵ボカシ肥そろそろ仕上げです。
1/8に本仕込となった発酵ボカシ肥、
およそ40日たって温度も43度前後で一定になってきました。
ここまでくると、一安心です。2/14に加水、切返したので
温度はやや上がってくるかもしれませんが、デンプン質は
程よく分解されて、麦芽糖やぶどう糖に分解されています。
そろそろ乳酸菌群が分泌する乳酸でpHが下がってくる頃かと
思います。pH4.5前後、温度が30℃を切り出したら、瓶詰め
干しブドウで増やした酵母を投入して『嫌気状態にしない
≒アルコール発酵させない』状態を作ります。
多分、管理機で攪拌するのがよいかと思います。
酵母投入してから二週間ほどで完成です。さらさらに
なってくるので、広げて乾燥させて麻袋等に袋詰めして、
日陰で保管です。
農のある暮らし体験講座2015
ハンサムガーデンの
農のある暮らし体験講座2015 受講生募集中
ほんの50年も前、農家では当たり前だった暮らしを楽しくする、ちょっとした工夫。
土を耕して、種をおろす。綿から糸をつむいで布を織る。今はあんまり役立たないようでも、
ゆっくりと皆さんの暮らしを豊かにしてしまうそんな具合の講座です。
●有機農業講座
全10回。春、土を作り苗をつくりはじめます。農薬や化学合成肥料を使わない栽培は、雑草や微生物、
昆虫のふるまいを理解して受け入れてゆかないと上手くいきません。
栽培のプロに学びながら、皆さんにスローな農業をお伝えしてゆきます。
講師:長澤源一
京都市右京区太秦で農業を営み17代目。京都内外にて有機栽培の就農者を輩出。師事した弟子仲間と
一緒に行う春・夏の作付け会議は独立後もお互いが切磋琢磨するコミュニティになっています。
●日程と内容
4/19(日) オリエンテーション
5/9 Day1 土作り、夏野菜の苗定植
5/23 Day2 中耕、野菜の仕立て方
6/20 Day3 追肥と手入れ
7/11 Day4 雨あがりに潅水
7/25 Day5 収穫、剪定
8/8 Day6 秋冬野菜の計画
8/22 Day7 アブラナ科野菜の施肥設計
9/12 Day8 播種、冬野菜のために
9/26 Day9 中耕と追肥、味をのせる
10/24 Day10 収穫と冬の準備
11/14 収穫祭
12/13 補講 発酵堆肥を学ぶ
●受講料
・全10日 5万円(税込 54,000円)
・一回受講 6,000円(税込6,480円)
●送付先
NPO法人ジオライフ協会 有機農業塾係
電話 06-6232-2012 FAX 050-3737-8136
メール jim★handsomegarden.com (★を@に置き換えてください)
●綿から糸づくり講座
全6回。わが国の草木染めは世界的にもレベルが高く、本講座では、種から綿を育てて、糸を繰り生活必需品である布を織ってゆきます。固いワタが弓うちでフワフワになってゆくように優しい講座です。
講師:大石尚子
大石さんは、糸つむぎを通して人の暮らしのあり方を見直す活動をされています。綿花を育て、老若男女が布を織る作業に打ち込む体験を各地で開催されています。
●日程と内容
第1回 5月17日 「棉ってどんなもの?コットンボールから糸にしてみよう」
圃場:種まき、水やり、
屋内:綿のお話(人類と綿の歴史)
綿から糸にするまでの一連の作業を体験(種繰り、弓うち、糸紡ぎ)
第2回 6月14日予定「道具を使いこなそう」
圃場:間引き、観察、除草
屋内:糸紡ぎ(道具になれる。糸をつくる)、スピンドルづくり、糸のかせ上げ
第3回 7月12日 「染めてみよう」
圃場:除草、花の観察
屋内:草木染の話(人は大地からパワーをもらっていた。草木の色は人間にとっての薬) 藍の生葉染め(シルクハンカチを染めてみる、染めたい人は紡いだ糸も)
第4回 9月13日 「綿の収穫」
圃場:綿の収穫
屋内:糸紡ぎ(糸車、スピンドル使用)、糸のかせ上げ
第5回 9月27日
圃場:綿の収穫
屋内:糸を染める(草木の収集、炊き出し、糸染め)、糸紡ぎ
布の構造についてのお話(布の成り立ち、機のメカニズム)
第6回10月18日
(かぎ針編み、コースターづくり、卓上機でミニマフラー織り)
●受講料
・全6日 3万円(税込32,400円)
・一回受講 6,000円(税込6,480円)
●送付先
NPO法人ジオライフ協会 有機農業塾係
電話 06-6232-2012 FAX 050-3737-8136
メール jim★handsomegarden.com (★を@に置き換えてください)
■てまえみそ講座 2015.02.08
●なぜ、手前で味噌を作る、なのか….。
なぜか..味噌作りは家族の結びつきを強くします。どこにでも売っているお味噌を10ヶ月ものあいだ講師と自分を信じて出来上がりを待つ。自分の力が及ばない自然の力(こうじや酵素)にすがって仕上がりを待つ。待ってる間、話題たっぷりです。
●なぜ、冬に仕込むのか….。
お味噌作りは豆とお米をつぶしてのばして、こうじ菌を加えます。こうじは寒くても活動しますが、好ましくない菌は寒いと活動できません。この寒い間にこうじが隅々まで広がり、豆と米のデンプンを糖に分解。引き継いで乳酸菌、酵母菌がお味噌に仕上げてくれます。温かい時期に比べて失敗が少ないんです。
●どこで仕込みますか….。
宇陀市の調理実習室キッチン
を借りて、昼から3時間程で仕込みます。麹は地元の味噌蔵”いせ弥”さん生こうじをわけてもらいます。これをきっちり手順を守って(覚えてもらって)皆で仕込んでゆきます。
集合場所:宇陀市農村環境改善センター「農林会館」2/8(日) 13:00集合(体験は2時間程です)
所在地:宇陀市榛原下井足825
●なぜ麹をつかうのか
旨みあるものを作りたいからと申し上げます。大豆、米など穀物のデンプン質を滋味あるものに変えてくれる微生物が乳酸菌や酵母菌です。かれらが食べやすいサイズに糖を分解する役目を麹が担います。醸造学をおさえて、皆さんに仕込み方を指導します。
●誰が教えてくれるのでしょうか
醸造学の学びを判りやすく、解説して下さる先生が、奈良県吉野郡におられて今回、ハンサムガーデンのイベントを指導戴くことになりました。
講師 渡部みなみ 先生
プロフィール
宮城県で被災後、奈良県吉野郡に移住。地域おこし協力隊に参加して、農のある暮らし研究を行う。
●お味噌は持ち帰れますか
一口4kg分のお味噌をお持ち帰り戴けます。ただし召し上がって戴けるのは今年の秋です。じっくりと発酵させて仕上がりを待ちましょう。
●いくらかかりますか
受講料:5,500円 材料費込
★小学生未満 無料
★家族で参加される場合、(大人)二人目から3,000円でもう5kgのお味噌をお持ち帰り戴けます。
★お持ち帰り味噌不要の方は 1,000円だけ講師謝金負担下さい。
冷暗所に保存できる10Lほどの容器を持参ください。
保存容器プラ樽(10L)必要な場合は824円別途必要です。
【注意】
参加の二日ぐらい前から、納豆や他の発酵食品は召し上がらない様にお願いします。
●申し込み・問い合わせは
NPO法人ジオライフ協会
窪 まで
電話 06-6232-2012
メール jim★handsomegarden.com (★を@に変えて送って下さい)
2015.01.08 発酵ぼかし肥づくり Day4-その2
2015.01.08 発酵ぼかし肥づくり Day4-本仕込み
●手順
1.)搗き固められた育苗ハウスの土の上にくんたんを厚み5cmほどに広げる。
これは、設置面がどうしても過湿嫌気気味になり、嫌気になると増える
好ましくない菌を抑えたいため。
2.)クンタンが雨に濡れて過湿気味だったので乾燥した米ぬか10kgを散布。
3.)この上に本仕込み資材を20kgほど広げ、真ん中に種菌資材を積上げ。
4.)種菌資材を包み込む様に本仕込み資材を山積み。
5.)積み上げた資材の表層にカリウム資材(アグロ加里を使いました。草木灰でもOK)を散布。その上に稲わらを被せてゆく。
6.)中心部に温度計プローブを仕込んで完了。
●今後の流れ
1.)【5日~10日目】 麹が隅々まで回りこみ、仕込み資材の麹菌による発酵糖化を待つ。温度上がってくると、そうとう水分が蒸散するので稲わらの上からじょうろで3日おきにかるく加水。温度が50℃超え出したら、殺菌作用のある太陽光をさえぎる様に表面に黒マルチ被覆。
2.)【15日~20日】表層に綿毛っぽい菌糸でてくる様になり、温度が60℃超えだしたら、納豆菌による糖化が進みます。アンモニア臭がしたら、加水切返して”酸素”を資材に
供給する様切返し(まぜること)ます。
目安:pH 7.5前後 55℃
3.)【25日~35日】温度がだんだんと下がり出したら、作り貯めていた乳酸菌発酵液を
散布して切返し。35℃前後で発酵が進む状態です。
目安:pH 4.5前後、35℃
4.)【30日~45日】酵母発酵液と砂糖水を散布。ここから毎日切返し。温度が30℃切り出したら厚み20cm程に広げて乾燥。乾燥後、麻袋か紙袋に袋詰めして保管します。
こんな流れで米ぬかぼかし肥を作ってゆきます。
2015.01.08 発酵ぼかし肥作り Day4
2015.01.08 発酵ぼかし肥作り Day4
種こうじもガシガシ増えてきたことから、他資材とあわせて本仕込みへ
移行するステージにやってまいりました。
これまでの温度推移
日付 | 内部温度 | 外気温 | 備考 |
2014/12/14 | 5℃ | 2℃ | 種菌仕込み開始 |
2014/12/15 | 5℃ | 1℃ | |
2014/12/16 | 3℃ | 1℃ | |
2014/12/17 | 3℃ | -1℃ | |
2014/12/18 | 3℃ | -2℃ | |
2014/12/19 | 1℃ | 0℃ | |
2014/12/20 | -1℃ | 0℃ | |
2014/12/21 | 3℃ | 4℃ | |
2014/12/22 | 3℃ | -1℃ | |
2014/12/23 | 3℃ | 3℃ | |
2014/12/24 | 3℃ | 0℃ | |
2014/12/25 | 4℃ | 3℃ | |
2014/12/26 | 3℃ | 2℃ | |
2014/12/27 | 4℃ | -1℃ | 育苗温室へ移動 |
2014/12/28 | 5.3℃ | 17.8℃ | |
2014/12/29 | 14.1℃ | 13.7℃ | |
2014/12/30 | 39.7℃ | 29.9℃ | |
2014/12/31 | 25.4℃ | 24.9℃ | |
2015/1/1 | 38.4℃ | 9.9℃ | |
2015/1/2 | 46.0℃ | 7.5℃ | |
2015/1/3 | 49.8℃ | 7.4℃ | |
2015/1/4 | 51.9℃ | 16.8℃ | 種菌をケース内で切返し 17:43 |
2015/1/5 | 53.4℃ | 27.1℃ | |
2015/1/6 | 52.9℃ | 14.2℃ | |
2015/1/7 | 54.1℃ | 17.6℃ | |
2015/1/8 | 52.1℃ | 8.8℃ | 本仕込み資材へ移動 |
外気温が低く発酵温度が30度超えるまで14日。1/1の夜には-7℃を記録。
こんな環境だと結構時間かかるけど、確実に麹やケカビは活動。
50℃を超えてるエリアでは麹はもはや生きてゆけない。
●本仕込み資材
米ぬか150kg
蒸製骨粉20kg
油かす100kg
かにがら40kg
これらを水分50%目安でミキサー混和。
続いて、本仕込みの手順を翌日まとめます。
2015.01.06【好気発酵】ぼかし肥作りDay3
2015.01.06【好気発酵】ぼかし肥作りDay3
ぼかし肥の種菌(黄こうじ)ですが、がつんと増えてきました。
●これまでの経過
米ぬかにと畑そばの笹やぶから採取した黄こうじ仕込んだのは
そこから、2~3℃前後を移ろう農具庫で保管したのでは、なかなか
温度上がってこない。10日ばかり過ぎた12/26、少しは温かい
苗小屋ハウスに種菌仕込んだ衣装ケースを移動したのでした。
●これまでのおさらい(第一段階)
・ぼかし肥を作る最初の種
・種になるコウジ菌は畑そばの山で探す。
←なるべく畑に近い土着菌を活かしたい。
気温が10℃をきる頃だと、他の菌が活動しにくいがコウジ菌は元気。
・こうじが”米ぬか”のデンプンを分解していろんな糖を作る。
昼間で10℃超えるこの部屋に移した翌日から17℃と一気に発酵が
加速し温度が上がりました。
正月にはハウス内部でマイナス7度!を記録するも、動き出した
発酵は温度上昇!ついに50℃超。種菌増やす目的は達成なので、
次の仕込みにかかります。
●これからの展開
-1. 150kg米ぬかに増量種菌(こうじ)投入で糖質を一気に分解 【甘い匂い】pH5前後
-2. 60℃超えだしたら加水、切り返し。【納豆の匂い】pH 8前後
-3. 増やしておいた乳酸菌群投入【甘酸っぱい匂い】pH 4前後
-4. 30℃より下がってきたら広げて乾燥【アルコールと土の匂い】
-5. 広げて乾燥で完成!麻袋つめて日光さけ涼しいところに保管
さぁ~て今週、次の段階に仕込みますぜ!
こんな作業を1/8にやる予定です。
【好気発酵】ぼかし肥作りDay3 -了-
2014.12.14 有機農業講座補講…発酵ぼかし肥
2014.12.14 有機農業講座補講…発酵ぼかし肥作り。寒い時期に仕込むものなのですね。
がつんと冷え込んだ榛原池上圃場に集まった受講生9名。受講生と一緒に、種菌となる黄こうじを集めに栗の木の下へ!
圃場の北斜面に枝を広げるその下は、熊笹を刈った6月に、麹のコロニー”はんぺん”を見つけたところ。木枯らしが吹く頃、気温が下がっても活動するこいつ等を採取するところからスタート。
見ているだけでは判らないのだけど、根気良く栗の枯葉をカマで捲ってゆくと、結構な範囲に広がっている麹のコロニーを発見。早速持ち帰ったのでした。
今回僕らが作る「ぼかし肥」は嫌気性発酵と好気性発酵の2パターン。そこでメインに活動する微生物と役割と流れはこんな感じです。
●作業の流れ。こうじ菌を増やす
嫌気性発酵 | 好気性発酵 |
米ぬかにくっついている多様な乳酸菌群使って、蓋付ドラム缶に資材を投入。空気を入れかえず、ゆっくり半年~1年かけて発酵させて、乳酸菌群を増やす。気温が低い時期に仕込むと、乳酸菌や酵母と相性良くない菌が活動しにくく、缶の中の酸素を使って麹や酵母が環境を占有しやすく、春先からの乳酸菌による発酵が安定しやすい。 | 1.こうじ菌増やして、米ぬか分解に必要となってゆくいろんな酵素を増やします。温度あげて米ぬかを分解しやすくします。 2.納豆菌によって麹が作った酵素群、資材をアミノ酸へと分解してゆきます。 3.乳酸菌群が生成された糖やタンパクから酸をつくり、雑菌や納豆菌も死滅します。 4.酵母菌や放線菌が環境を占有したら乾燥させて袋詰め |
米ぬかに加水してこうじ菌を増やすベッドを作り、 採取してきたきた麹を混ぜ込みます。ここに温度計を入れて様子をみてゆきましょう。
今日のところはここまでです。後は麹が増えてゆくのをまちましょう。
2014.12.14 有機農業講座補講 はっこうぼかし肥づくり -了-
2014年12月14日(日) 有機農業講座補講..発酵ぼかし肥作り
参加者募集中 発酵ぼかし肥作り。
土に窒素・リン酸・カリウムをバランスよく施してゆくのが施肥です。
一般に有機質肥料を使うと肥効がゆっくりなためか、野菜の育ちは
緩慢で化成肥料使った栽培に比べて収量はあんまり望めません。
それでも、なぜか日持ちが良くて糖度や酸味が高く、安定した栽培が
軟弱野菜や果菜類に期待できるトコロが有機栽培の良いポイントなのかと
思います。
畜糞由来の鶏糞や牛糞のなど、早い肥効が期待できる資材もあり
ますが、土の中の微生物層をバランスよく増やして長くゆっくりと
肥効を発現させる手段が発酵肥料の良いとこなのではないかと考えています。
米ぬかは、稲収穫の時期、大量に安価に手に入りやすい資材です。
ただC/N比が15と高く分解遅いため、そのまま土に突っ込んでも
植物が吸収しやすく無機化するのに15~30日かかるといわれています
この米ぬかを母材に僕らは微生物の力をかりて、肥料を作って
ゆきます。なぜ、発酵?を考えながら、畑の近くより有用な発酵菌を採取して、
増やしてゆく、そんな発酵ぼかし肥作りを、実際に体験しながら一緒に学ぶ企画です。
1. 開催日時 2014年12月14日(日) 13時~15時
発酵菌を採取する体験から参加の方は10時に圃場へいらして下さい。
2. 場所:ハンサムガーデン榛原池上農場
電車・バスのアクセス
近鉄榛原駅下車、東吉野村役場行バス(10・15系統)
池上バス停下車徒歩5分
3. 参加費:\12,000円 小学生以下無料
2014年度有機農業講座受講生は無料です。
4. 申込期限12月10日
5. 申込先:NPO法人ジオライフ協会 有機農業講座係まで
電話 06-6232-2012
こじんまりと実は実施、嵐の芋ホリ・レポ…2014.Oct.05
『中止しよう』…チームメンバーとの電話でイベント取りやめを連絡。
ネットの天気図を何度みたことか。結構、参加申し込みあっただけに
辛い判断。だけど草刈った圃場には、行っておかないとならない。
と僕らは早々に現場に到着。万が一あるんで、援農ボランティア連絡網にも、
無理しないようにと配信。だけど、畑つくと雨降っていないじゃん。
う~ん援農ボラを断ったのは早まったかな。。。とやることリスト前に
途方にくれていると、おはよ~と集まって来て下るモチの高い皆さんと合流。
単純にうれしい。これは飯仕込まなきゃと調理チームを編成。
こ蕪の間引きと赤からし菜は漬物になってるし、新米も上がっている。
手軽に料理を任せて、4名程で甘藷畑へ!
まずは、芋のツルを刈って、被覆してる黒いビニールマルチをはがして
ゆきます。これが結構面倒なんだな。ためしにこそっと抜いてみると、
2kg級の鳴門金時があがってきた。だから肥料やりすぎなんだってと
思ってみても後の祭り。参加者で掘り始めると、でかいでかい。
少ない人数でひとしきり掘り起こしたところで、ゲストさん達にせっかく
だから栗拾いへ案内。これが意外に楽しんでもらえたようでで、皆夢中。
ちょうど昼食できたよ~とタイミングよくコール。
野菜の甘みだけで仕立てたスープと漬物、新米だけ。これをみんなほおばり
ながら、芋、栗をどう食べるか食べることに話題がつきない一日でした。
次は晴れろよな!
ウダウダOnion植えるDayの御案内….
11/3(祝) 朝から玉ねぎ苗を植えて、ヤタガラス神社のお祭り
楽しむ宇陀の休日。詳細は comming soon!
こじんまりと実は実施、嵐の芋ホリ・レポ -了-
準高冷地で、どこまで夏レタスをひっぱれるのか。-中間報告-
25度過ぎると休眠モードに入るレタス。発芽するには冷蔵庫でなんて
アドバイスが野菜づくりガイドやらに書いてあるくらい、高温に弱い。
夏、7月越えて玉レタス出してくるのは、長野県で標高1,000m超える
エリアなのも、こうした生理特性から考えると納得できるものよ。
僕らの百井圃場、真夏の早朝(丑三つ時?)にトウモロコシ収穫する
時間の気温は18℃。昼間の温度をなんとかやり過ごせれば栽培できる
のではと昨年から小さくチャレンジ。そこで出てきた課題は;
●乾燥
・真夏日が続くと、乾燥がすすむ。これには、圃場の底盤付近を押水
が常に流れているような農地、それも水田跡地ならば..とあたりを
つけた。
●病気障害
根腐れ二大要因は、ネグサレセン虫とフザリウム菌
・ネグサレセンチュウ対策
たまたまなのだがアブラナ科を食害するキスジノミハミ虫とダイコン
サルハムシ対策に雪印種苗のニューオーツ(燕麦)を緑肥として多投して
きたところ、こいつの根がネグサレセン虫を捕獲してくれる。
・フザリウム菌対策
無農薬栽培、肥料も天然由来の資材のみを使う僕らは、こいつらをたたく
ために拮抗する微生物相を豊かにするしかない。
これまで基肥に乾燥鶏糞を使うとどうもこいつが激発する畝がある。
一方、野草が多様に生えていて、不耕起、播種直前に根圏幅のみ管理機で
中耕する畝、に米ぬか醗酵ボカシ肥を追肥でやっている場合にはまずでない。
百井圃場で草生栽培3年目。多様性という輪作を加速するような栽培と
畜肥をいれない栽培なら回避効果高いのではないか。
あと、カニ殻粉末施用によるキチナーゼを試してみたかった。これは
8月栽培に施用予定。
・すそ枯れ病と軟腐病
排水不良と根・茎・葉の傷から糸状菌、そしてリゾクトニア菌の進入を
許すと発生とある。対策は明渠、高畝、木陰(白黒)マルチ、そしてなにより
ぎりぎりの減肥でやってみる。
そして何より品種。暑い時期をこなしてくれるレタス品種が欲しいぞ!
ここは指導を仰いだ種苗メーカーがフォローしてくれた。
6/28出荷を始めて、第二群までなんとか出荷できている。このまま
もってくれ…。とレタスに声かける毎日。
準高冷地で、どこまで夏レタスをひっぱれるのか。 -了-
« Older Entries Newer Entries »