稼げている農業 Vol. 1
2013-11-13
稼げている農業
加工品の相談に、有田川(和歌山県)沿いの農家を訪ねました。この時期、
スダチは終わって、柚子の収穫がが始まっています。
『面接の人ですよね』と訪ねたところ、声をかけられました。
人を募集している農家って初めてです。
この有田川沿いは近畿の果樹大国。ミカン、じゃばら、すだちゆずと
シーズンのかんきつ類が山積みです。この農園さんでは搾汁を請け負って
おられて、このエリアの農家が原材料の果物を持ち込んでいます。
ここの搾汁方法は特徴があって、えぐみの元になる油包(皮)をなるべく
搾らない。歩留まりは1個あたり25%と決してよくありませんが、添加剤を
加えない果汁を農家に返しています。その方法が良い品質を実現。
農家も、搾ってもらった果汁を20リットルの冷凍パックで受取、自分達で
商品化。この時期、かんきつ類は流通も多く、安定しているけど価格安い。
搾汁を冷凍して夏までまてば、需要はがつんとあがります。
街中で就職するより夢のある農業が実現している事例ですよね。
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