生研活動レポ…2015March30-観測機設置
2015-03-31
生研活動レポ…2015March30-観測機設置
本年度研究事業の目標はエダマメ(ダイズ)栽培のノウハウ共有。
これまでの経験と学んだことから、栽培ノウハウを整理すると、
エダマメの収量アップには、なんといっても水やりが鍵になる
んじゃないかとあたりをつけてます。
このダイズは窒素要求量の60%を根に着生した根粒菌に依存
する生育事情が判っていて、稲の要水量の2倍以上の水同様に
豊富な二価の鉄と酸素が根のまわりに必要。
そこでつけている目安が、土壌の豊かさ具合。出来の悪い作土
は雨が降ったら排水性悪いんで還元状態が長く続くと根粒菌活性
(やる気といってもよいか)が今ひとつあがってこないはず。
【しかし】良く出来た排水性良い作土なら、植物が吸収できる
水の分子集団を保持しながら、気相も確保できる。
こんな団粒構造形成っぷりを把握するにはどれだけ早く水が
排水されるか…が簡単な目安なんじゃないかと、あたりを
つけています。
そこのところが知りたいのでして、今回畑に観測機器を設置。
雨降りと気温を追いかけて、試験圃場にはアナログとデジタルな
土壌水分計を設置して、排水具合を追いかけてゆきます。
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