独立就農なら5年を耐える体力必要と思う
2020-01-29
現場作業は体が資本ゆえに、健康事情で動きが取れなくなったら即作業が止まる。チーム営農なら、メンバーが作業を担ってくれるが、個人農家はそうもいかないもんです。
一般的な畑作で、営農(月)報酬40万(保税控除前)をあげようとすると、およそ月販100万円を確保する必要があると思います。
栽培品目にもよりますけど、野菜なら8,000~9,000点の出荷が必要でしょう。
500点x19日の出荷ですね。
小松菜、ほうれん草なら、朝3時間の収穫、午後から出荷調整で3時間と一日の内6時間がとられる。ここ上手く臨時要員3時間を活用できたとして、残り5時間で栽培・圃場整備・営業・管理といった業務を行うことになる。
これまでの新規就農者をみていると、このモデルをコントロールできるスキルの獲得に平均5年はいるように思います。
あくまで僕の経験ですけど、ダイレクトマーケティング(お客さんと直接のお付き合い)ができるなら、農業で獲得した直接顧客のライフサイクルは、他産業に比べて長いです。
就農するなら、まず5年は営農基盤づくりに耐えられる健康と体力が必要ということになりますかね。
いろいろなスキルが求められますが、チーム作り、ブランディングのノウハウが独立就農するなら優先的に成果につながるものと思います。
相談受けて、上手く答えられなかったもんで、晩飯前に整理してみました。
独立就農なら5年を耐える体力必要だよね。-了-
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